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#MEETBEAT2020 -2020年出逢ってよかった曲3選-

久しぶりにnoteを更新しようと思ったら2020年も残り10日に。
今年は新型コロナの影響で誰もが変化や制限を余儀なくされる1年だったと思います。

僕自身も新しく始めた事業を諦めざるを得ず、思うように身動きが取れない中でただひたすらに耐え忍ぶ1年だったように思います。
そんな苦しい2020年をここまで生き抜いてこれたのも、出逢った音楽の力が僕を支えてくれていたからなのだと思っています。

今回はその音楽への恩返しと2021年からの未来がミュージシャンにとって、すべての人にとって明るいものになりますようにという願いも込めて、2020年に出逢ってよかった曲の中から3曲をピックアップして紹介します。

記事の最後には、今回紹介した楽曲のSpotifyプレイリストをシェアしています。
ぜひ最後までお読みいただけると嬉しいです。

※この投稿をベースに、この2020年を出逢ったよかった曲や支えになった曲を通して1年を振り返る参加型企画、#MEETBEAT2020を立ち上げました!
こちらのnoteをご覧の上、ぜひご参加くださいね!

楽曲のクオリティの高さに驚かされた蒼山幸子「バニラ」

聴けば聴くほど楽曲のクオリティの高さに驚かされた1曲。
2019年に解散したガールズバンド、ねごとのボーカル蒼山幸子さんの楽曲です。

出逢いはYouTubeのMV。
とてもインパクトのあるピクセルアートの映像だったのですが、Spotifyで楽曲をじっくりと聴く内にそのクオリティの高さに驚かされました。

クリーンで広がりのあるギター、ツボ捉えたベース、絶妙な音色の鍵盤、2番のAメロで入る打ち込みのドラム、そこに乗っかる蒼山幸子さんの歌詞と歌声。
素晴らしい。

個人的にはドラムさばきとその空間の閉じ込め方(録音)がたまらなく気持ちよくて好きです。
歌が入っていない場面で「スパーン!」と飛び込んでくるスネアとか「ああ、いい…」って毎回なります笑

歌だけなく、各楽器の演奏や間奏のアンサンブルも含めて余すことなく聴いてほしい一曲です。

問答無用でカッコよすぎるから聴いてほしいSuspended 4th「INVERSION」

「カッコよすぎるやろ!」
最終的にそれしか言葉が出てこないほどカッコいいロックを聴かせてくれる1曲。
Suspended 4th(通称サスフォー)は名古屋の路上をメインに活動している4人組ロックバンドです。

この楽曲は一人ひとりの熱量とテクニックとが個性となってぶつかり合っていて、一聴したあと「え?日本にこんなにカッコいいロックバンドいたの!?」と驚かされました。

まず再生してド頭で鳴るファズ混じりのギターリフからすでにヤバい、カッコいい。
そこから繰り出される圧倒的なグルーヴに、心が動かされないわけがない。

僕はSUPER BEAVERなど伝えたいメッセージを中心に置いた音楽も好きなのですが、音楽で音楽しているバンドも好きで、Suspended 4thはその最たる例かもしれません。

先程も書きましたが、彼らは名古屋の路上をメインに活動していて、待ちゆく人々の耳にとまる音、目に留まるパフォーマンスをすることを通して、個性をバチバチにぶつからせながらも、それが音楽として成立しているというかなりハイレベルなパフォーマンスを繰り広げています。
こちらは路上でのインストバージョンのINVERSION。

僕は「え?ボーカル・ギターがこんなにギター上手いってどういうこと?」ってなりました笑
彼、鷲山さんが他の誰よりも一番音楽を楽しんでる姿を観るのが僕は大好きだし、羨ましくもあります。

こちらはコロナ流行真っ只中で届けられたライブ配信でのINVERSION。
彼らが音を鳴らすことを誰よりも楽しんでる!
だから聴く側も思い切り楽しめる。

同じ曲ばかりでごめんなさい笑
でもそれだけこの曲が大好きだということです。

他にもストラトキャスターシーサイドとか、97.9Hzとかめっちゃカッコいいので、ぜひ彼らのグルーヴと熱量を楽しんでみてください!

低音ボイスをいい意味で裏切り、伸びやかな歌声を聴かせる麒麟・川島明「where are you」

漫才のつかみ「麒麟です」の低音ボイスでおなじみの麒麟、川島明さん。
この楽曲ではそのイメージからは想像できない伸びやな歌声を聴かせてくれます。

僕自身はこれまでロックばかり聴いてきて、ポップスはここ数年で少しづつ聴き始めたタイプ。
そんな僕が誰かわからない状態でこの曲を聴いたとしても「いい曲じゃん!誰が歌ってるの?」と気になるレベルの歌声と楽曲のクオリティ。

この伸びやかな歌声には本当に驚かされたし、自分で歌ってみると譜割もすぐには飲み込めない、けど歌えると気持ちいい、という絶妙なライン。
作曲は堂島孝平さん、作詩は神田沙也加さん。
神田沙也加さんの歌詞が聴く側へ残したイメージの余白と爽やかでみずみずしい伴奏、そして川島さんの伸びかな歌声と相まって、思わず頭上に大きく広がる空を見上げたくなる、見事な1曲だと思います。
アルバムにはフジファブリックの名曲「若者のすべて」も収録されていて、こちらも伸びやかな歌声を聴かせてくれます。

そして収録されているサックスの音色は川島さんがこの楽曲のために練習を始め、実際にレコーディングしたもの。
YouTubeには川島さんが初めてサックスを手に取ったところから、リードを鳴らす練習、そして最後のレコーディングまでを収めた再生リスト(tenor ch)が公開されてるのでぜひ観てみてください。
藤井隆さんと堂島孝平さんの茶番やちゃちゃ入れにもお付き合いくださいね笑

この楽曲は、藤井隆さんが全面プロデュースした「SLENDERIE ideal」というアルバムに収録されていて、他にも後藤輝基さんや椿鬼奴さんなどが歌う楽曲が収録されています。
個人的にはレイザーラモンRGさんの「アクアマリンのままでいて」や暗黒天使さんの「Dirty Angel」が好きです。
制作陣のセレクトが本格的で全体的にクオリティが高く、特にDirty Angelはアニメの主題歌と言われてもおかしくないクオリティだと思います。
全体的には90'sのダンスポップが好きな人にはハマる1枚ではないでしょうか。
(個人的にはtofubeatsさんのYouTubeでの企画、THREE THE HARDWAREでおなじみのPARKGOLFさん、パソコン音楽クラブが参加してるのもアツい!)
このアルバムはSpotifyなど各種配信サイトでもお聴きいただけます。

藤井隆さんのインタビュー記事もよかったのでぜひ!

おわりに(プレイリストもぜひ!)

今回紹介した3曲はもちろん、今年はたくさんの音楽に救われました。

個人的にはコロナが流行する以前からしんどい状況が続いていて、そこに覆いかぶさるようにコロナ禍が始まり、ひたすらに耐えるしかない1年でした。

それでも音楽があったからこそ、生きることをあきらめずに今日まで生きてこれました。
音楽に携わっているすべての方に感謝感謝です。

最後に、2021年がすべての方にとって明るいものになりますように、そしていつの日か2020年を振り返ったとき「あのときはしんどかったけど、音楽があってよかった!諦めなくてよかった!」と思える未来が訪れることを願って、この曲を届けます。

それでは良いお年を!

2020年出逢ってよかった曲 -Meet Beat 2020-


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