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記憶より記録

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今は亡き小学校時代の恩師(認知症を自覚しておられた)が呟いた「記憶より記録だよ」を今更ながら噛み締める伝吉のささやかな足跡録。 (写真:宮城県北部山間と平野を結んだ通称くりでんの… もっと読む
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【記憶より記録】図書館頼み 24' 4月

 想像以上に慌ただしく過ぎ去っていった4月。  一瞬にして葉桜になってしまった「今年の桜」…

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【記憶より記録】忘れじの山 忘れじの人

 そうでなくても慌ただしい4月。  新生活を始める次男坊の助っ人役を無事に果たし、ほっと…

伝吉_TellGlad
3週間前
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クラムボンってなんだったっけ?

伝吉_TellGlad
1か月前
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【記憶より記録】図書館頼み 24' 3月

 忙殺必至の年度末も終わりを迎えようとしております。  とは言え、全てが3月31日に片付くわ…

伝吉_TellGlad
1か月前
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【記憶より記録】海辺にて・過去と今と未来を繋ぐ日々の祈り

 去る 3月13日 水曜日。  時節をわきまえない雪と雨が、忙しさを増す年度末に一縷の猶予を与…

伝吉_TellGlad
1か月前
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【記憶より記録】図書館頼み 24' 2月

 二八の月は、商売が低調になりがちと言われていますが、忙しさの点では全く別もの・・・とい…

伝吉_TellGlad
2か月前
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【あの街 この建物】第二話:海と風に向かう集住の地 出雲崎とその界隈

 北陸地方の魅力を反芻している今日この頃。  今から18年前の春(2006年3月末)。  私は、新潟県から石川県の間に散在する集落に立ち寄りながら、最終目的地である岐阜県の白川郷を目指し、日本海沿いの道をひた走りました。  本稿では、この旅路の中にあって、私の心を捕らえて放さなかった出雲崎の街並みを主として、彼の地ならではの話を交えながら、ゆっくりと回顧していこうと思います。お時間の許す方は、どうぞお付き合い下さい。 第二話:海と風に向かう集住の地 出雲崎とその界隈1:国

【記憶より記録】図書館頼み 24' 1月

 さてと・・・厄介な季節を迎えようとしている今日この頃。  厄介?!  そう、花粉と確定申…

伝吉_TellGlad
3か月前
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【あの街 この建物】第一話:その昔、写真館は「街の最先端」だった

序 建築設計事務所を営んでいながらも、これまで全く触れてこなかった建築物の話。その理由は…

伝吉_TellGlad
3か月前
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【記憶より記録】「手塩」を味わう

 青天の霹靂  そんな言葉が頭の中を駆け巡った元日の夕刻。  今はただ、苦境の渦中にある方…

伝吉_TellGlad
4か月前
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【総括2023’/本の巻】図書館頼み アワード23’

 バタバタと総括記事を更新しておりますが、年内最後の更新となる本稿は、この一年間に図書館…

伝吉_TellGlad
4か月前
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【総括2023’/短歌の巻】旅の記録を濃縮する試み

 もう直ぐ終わりを迎える激動の2023年。  何の因果か気まぐれか、今年から五十の手習いよろ…

伝吉_TellGlad
4か月前
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【記憶より記録】図書館頼み 2312#1

 いよいよ今年も終わりが近づいてきましたね。  とは言え「終わりは始まり」なのだから、悲…

伝吉_TellGlad
4か月前
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【記憶より記録】びっくり箱 from 秋田

 先週の日曜日(12月10日)、僕が作ったルアーの面倒をみてもらっている秋田在住のトラウト・アングラー Hさんから贈り物が届きました。   一足早いクリスマス・プレゼントを頂戴するという幸運に、軽い酩酊を覚えながら開梱し始めた伝吉小父でしたが・・・顛末はこれ如何に!  此度は、秋田発の歴史ミステリーにお付き合い頂きましょう。 1:秋田美人の様な伝統工芸品  段ボールの中には化粧箱がひとつ・・・。   その上にHさんのお手紙があったにもかかわらず、僕は好奇心の赴くままに開