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ワルの側のハッピーエンディング

★ディズニーアニメ「101匹わんちゃん」に登場した悪役クルエラの誕生秘話を、エマ・ストーン主演で実写映画化
2021年製作/134分/G/アメリカ
原題:Cruella
配給:ディズニー
※画像はネットから拝借…

どうやっても変えられない結果が掲げられたものに物語をくっつける
という映画である。
その土台の物語自体、少なくとも親子2~3代には渡るだろう歴史(?)があり、中身が「常識」化すらしている。
そう。クルエラは勧善懲悪という言葉でいうところの、
懲らしめられるべき悪の存在。
最近は、「Disney」と表記のある映画を観るのに、少々躊躇が伴うのだけど
何かいい予感(音楽とかファッションとか良さそう、、という)があったので観てきた。
Olive少女(雑誌『オリーブ』は、特に1980年代において、「ガーリー」と呼ばれる、新しいタイプの都会的少女文化を提示するサブカルチャー雑誌というべき存在であった。wikiより抜粋)だった私には、Libertyのウィンドウやバロネスへの対抗策など見ごたえのあるクリエイションと音楽が楽しかった。
そして、あの「悪」の存在に「悪すぎない」物語をうまくくっつけたな、と感心しました笑 「悪」の中に息づく「個性」ですね。
どうせなら、エマ・トンプソンとうまくワルかっこいいブランド作りとかしてほしかったけど笑

私自身、子どもの頃から、「暴力団追放」というステッカーを見ると、
「じゃあ、その暴力団はどこに行けばいいの?」と思っていたので、
「勧善懲悪」はスッキリする面もあるけど、なんとなく振り返ってしまう、、、ようなところがある。
だから、このクルエラは、クルエラも居場所があると思えてよかった笑

「ありえない、ありえない」と思わせずにファンタジーを見せるのとか、
凄腕だなぁ、と、なんだか感心がいっぱい詰まった映画でした!


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