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「反面教師に生きる」春にしたい。

失恋を経験をしたことはありますか。

出会いの形が色々あるように、別れもありますよね。

だけど、
配偶者にパワーボムを食らわせて離婚に至ったのは私だけでしょう。
どうか私だけであって欲しいです。

日常生活にプロレス技なんてそうそう出てこないですからね。

思い出の染み付いた3LDKに住みながら
「なんとかひとりで生きていく」毎日を送っています。

「どうして彼女を持ち上げて背中から突き落とすに至ったのか」
少しずつ伝えていきますね。

最後の言葉は怒鳴り声

「あなたと同じ苗字なのが嫌で仕方ないの!」
――未だに脳裏に焼き付いてます。その言葉が烙印のように。

もう別居して義実家にいる彼女から、
毎週のように離婚届が送られてきていて
それを拒み続けていたんです。

私がそんなもんだから
義母共々乗り込んできた場面でそう伝えられました。

義家族も巻き込んでいよいよ限界になり、サインに至りました。

パワーボムの代償です。全部私の責任。

2021年2月12日

はい。離婚届が受理されてしまった日です。
最近です。
大好きだった妻が他人になってしまったんです。

それどころかもう連絡も取れない。
ありとあらゆる連絡手段をブロックされてますから。

「この地球のどこかで生きているんだろう」
分かることはそれだけです。

出会いは6年前。

僕は26歳のフリーター、彼女は19歳の時です。
きっかけはネットゲーム。

「深夜なのによく会うね」とゲーム内のチャットから始まって。
「声を聴いてみたいな」と通話に。
今度は「お互いの笑顔がみたいね」とビデオ通話。

個別チャットする中で”二人の共通点”を見つけたんです。
僕は疲れやすく発作持ち。
彼女は精神的な疾患から引きこもり。

お互い家族から持病への理解が無かったもんですから。
「一人で戦っているところ」が本当に似ていた。

信頼し合えてからは毎日通話をつなぎっぱなしでした。
1日に14時間くらい繋いでいたと思います。

通話しながら寝てしまった私宛に
こんな書置きがあったこともありました。

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本当に楽しい時間でした。

ここだけ切りとれば本当にいい話だったのに。

告白、デート、同棲

日課になったビデオ通話は続く。
僕らはもう愛し合っていたんです。

最初は「一人だった」彼女を安心させるために
「人として好きだよ」「一人じゃないよ、仲間だよ」と伝えてました。

バイト代が溜まった頃。
ついに僕は決意します。
「告白したいので会ってもらえませんか」

――画面越しの彼女は「うん!」と頷いた。

今思えば、精神的な不安がある中、外出して
「知ってるけどしらない誰か」に会うって相当な勇気ですよね。

2014年9月。名古屋駅、新幹線改札前。
人ごみに揉まれる私を「グッ」と掴む手がありました。
見上げると彼女がそこには居たんです。

現実になった彼女とのデートがはじまりました。


(今日はこの辺でおしまいです)
追記は3/17、18の夜を予定しています。




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