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僕はたくさんの人達に助けられて生きている。

人から応援してもらえる人でいたいという気持ちがある。

そして、一人で何でもできるようになるのではなく、人に助けてもらいながら新しくより多くのことをできるようになりたいという気持ちがある。

一人でできることには限りがあるし、「早く行きたいなら一人でいけ。遠くに行きたいならみんなで行け。」という言葉もあるし、人の助けを借りるということは意識しておきたいことだった。

ところが、どうやら自分はあまり人と協働することが苦手なようで、そこがコンプレックスになっていた。

クライアントワークはやめてしまった。組織としては、一人で仕事をしている。商品をつくり、ネットで販売し、会計ソフトを使い、事務処理はネットで済ます。仕入れもすべてネット。打ち合わせはほぼなく、あったとしてもなるべく人には会わずオンラインで済ましてしまう。

自宅で仕事をしているので、家族以外と話すということは、ほぼない。やっている間借り本屋の定期メンテナンスで週1、間借り先の店舗の店主さんとお話するくらいだ。

以前はコワーキングスペースで仕事をしていた。カフェなども気分で利用していたが、もともと静かな環境が好きなので、周囲の話し声で集中が切られてしまうのが嫌だったのに、よくそんな場所で仕事をしていたなと思う。


このまま行くと、どんどんどんどん、一人で完結していくシナリオが見えてきて、「助けてもらう」などとは程遠くなるなと思っていた。

ただ、今日、動画日記をつけていて、このテーマについてひとり語りをしていたら、ふと気がついたことがあった。

組織としては一人かもしれないが、サービスやソフトウェアなどを介して、僕は助けてもらっているじゃないか、と。

会計ソフトを使えるのは、会計ソフトをリリースしてくれた人たちのおかげであるし、それをメンテナンスしてくれている人が今もいるおかげだ。そして、彼らが広告なんか打ったりしながら宣伝し、僕に「認知」させるくらいに頑張ってくれてたおかげだ。

会計ソフトというソフトウェアを通じて、僕は人に助けてもらっているのだ。自分で求めたからこそ、出会えた機会なのだ。

同じように、資材のダンボールにしても、業者さんが、コスト面、物流面などなどで僕を助けてくれている。おかげで、自分でイチから作らずに済んでいるのだ。

何も仕事に限ったことじゃない。毎朝使っている洗濯機も、クイックルワイパーも、炊飯器も、水道や電気も、この家だって、娘の保育園も、送り迎えの電動自転車も、今着ている洋服も、それを運んでくれた配送業者さんも、その配送業者さんが使っているトラックも、ぜんぶぜんぶ、それを提供してくれている誰かのおかげなのだ。

僕はたくさんの人達に助けられて生きているのだ。このことに、もっと自覚的になっていよう。

(おしまい)

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