7: 浜手バイパスの壁を越えてゴール! 神戸マラソン#3

2017年11月19日に行われた第7回神戸マラソン、長々と書いてきましたが今回でゴールまで紹介します!

「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」

折り返してから28km地点くらいまでは、国道2号で海岸をひたすら走るコース。フラット基調ですが、ときたまある陸橋では自分をふくめかなりのランナーが減速していましたね…。24kmあたりでまたもや催して(すべての給水ポイントでしっかりとドリンクを飲んだので)、コースから50mほど逸れたところにあるトイレへ寄り、またしてもタイムロスをしました。

さて今回のマラソン前に読んだ本がありました。それは、故・小出義雄さんの執筆された「30キロ過ぎで一番速く走るマラソン」。

もちろんこの本に書かれていた練習法をすべて行えたわけでもありませんし、サブ4やサブ3なんて縁遠いレベルだったわけですが、それでもタイトルにある通り、30kmまでは何が何でも抑えていく、というのは守れたんじゃないかなと思います。今見返すと、ラップタイムがすごいことになっていました。

Start〜0km 6'12"
0〜5km 34'32"
5〜10km 32'36"
10〜15km 37'52"(トイレ)
15〜20km 32'20"
20〜25km 35'22"(トイレ)
25〜30km 29'35"
30〜35km 26'45"(←最速!)
35〜40km 27'53"
〜Finish 11'44"

正直なところ、28km地点あたりから「まだまだ上げられるぞ」的な感覚はあったので、そこから5'30"/kmペースを目安に上げたのですが、30〜35km区間は5'21"/kmになっていて、周りをビュンビュンと抜かす感じが気持ちよかったですね。

38km、浜手バイパスの壁

さていよいよ、「神戸マラソンの難所は?」と100人に聞いたら間違いなく100人がそう答えるであろう、38kmあたりの浜手バイパスに差し掛かります。コース高低差マップを見るだけでも半端ないですが、

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(画像は下記公式サイトより引用)

神戸新聞の写真(リンク先)がすごくわかりやすいです。

記事によれば2021年(第11回?)からのコース変更が検討されているらしいですが、そうなると現状のゴール地点(受付・EXPOでも使われた神戸国際会議場)に変わる着替え場所ってどうなるんでしょうね。さすがに公園にテントを並べるのも大変でしょうし…

とかなんとか言われるくらいの難所ですので、当然周りのランナーも大幅ペースダウン、私ももちろんペースダウンしましたが、なんとかキロ6分を切ることなく走り続けていました。でも相当足は「売り切れ」てしまいましたね…。

そしてフィニッシュ!

バイパスを登り、ポートアイランドへ渡ってからは、そのまま一気に国際会議場のフィニッシュ地点に駆け込むのみです。ゴール地点前の沿道にはびっしりと応援の方々…母親が駆けつけてくれていたのですが、あまりに人が多く、全く気づかないくらいでした。そしてフィニッシュ! グロスタイムは4°34'41"、ネットタイムは4°28'29"。もちろん自己ベストです(笑)。

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初マラソンを振り返って

もちろん42.195kmという距離を通しで走ったこともありませんでしたので、初マラソンを走るまではどうなることかと思いましたが、自分でもやってみればなんとかなるものだ、というのに気づけたことが大きな収穫でした。想像すらつかなかった世界を体験することで、自分の言葉で語れるようになるわけです。この「ゼロ→イチ」の転換は、初マラソンでしか得られない感覚ですし、こうやって記事を書くことで思い出せたのもまたよかったです。辛くなったらここに立ち戻りたいと思います。

テクニカル面では以下の教訓を得ました。

(再掲)レッスン①:マラソン中にエネルギー補給を怠るべからず…エイドの食べ物を全制覇する勢いで食べましたが、それでまったく問題なかった。ドリンクも摂りまくったので、結果としてトイレの回数は増えたが、走るペースが落ちることはなかった。

レッスン②:トイレ戦略は大事…エイドで大量に飲み食いすると、行かない選択肢はないが、行き方を間違えると大幅なタイムロスになる。トイレ間距離が長いとその前後は混むので、さらに1つ前のトイレに行くとよさそう。

レッスン③:スタートはなるべく前の方へ…後ろの方のブロックでスタートすると、混雑のためペースを上げる余地が物理的にないので、(ネットタイムでも)サブ4とかは難しい。

次の目標は?

さて神戸マラソンを走りきったわけですが、すでに次に出場するレースは決めていました。第66回勝田全国マラソン(2018年1月28日)です。神戸マラソンの最後の方はかなりペースを上げられたことから、鍛えればまだまだいけるだろう、ということで「サブ4」を次の目標にセットしました。それに向けた練習を行っていくわけですが、ついに私のもとにもやってきました、多くのランナーを悩ませる「怪我」。というわけで次回はその怪我について書こうかなと思います。



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