第76回(2023年)富士登山競走 ブロック・馬返し・五合目・八合目通過タイムと完走率
はじめに
私は2022年、富士登山競走(五合目コース)を2時間5分台で完走するも、2023年の山頂コースは五合目関門を閉鎖直前で通過(2時間12分台)、八合目関門には時間切れで到達できませんでした。
2024年度もやはりエントリーしているのですが、気になるのはやはり
「完走する人は馬返し・五合目をどのくらいのタイムで通過するのか?」
です。
いろいろとブログ記事などを検索すると、過去の大会のデータは出てきて、おおむね「五合目を2時間5分(遅くても10分)で通過すべし」というのがほとんどだったのですが、直近の2023年大会ではどうだろうと思ったので、富士登山競走オフィシャルウェブサイトの過去のタイムからデータを拝借し、まとめてみました。
ブロックごとの完走率
まずはスタートブロックごと(過去3大会の五合目通過タイム順)の完走率です。スペシャルナンバー(S)は23名のみでしたので、Aブロックに合算しています。
さすがに過去のタイム順にブロック分けされているだけあり、ブロック順に明確な違いが出ました。
私はDブロック(完走率18%)でしたので、その上位18%に入りきれなかったというわけですね。逆に「Dブロックの中で上位18%に入れるようなレベルアップを積めば完走が見える」ともいえます。決して簡単な割合ではないですが、絶望するようなレベルでもない気がします。
馬返し通過タイムごとの完走率
さていよいよ、馬返し通過タイムごとの完走率をみていきます。
70分切りは最低ライン、65分切りでかなり安全圏、という印象です。もう少し細かく区切ってみます。
少なくとも第76回のデータからは、完走率が50%となる分水嶺は「馬返し通過66分切り」であるといえそうです。トレイルではなくロードをメインとする人なら63分切りを狙いたいでしょうか。
ちなみに私は67分をかろうじて切った通過タイムでしたので、どちらかといえば厳しめ、というところでした。後半に脚力を残す意識があったのですが(言い訳)、この通過タイムだと渋滞がちなので五合目通過タイムも厳しくなるのだと思います。
五合目通過タイムごとの完走率
五合目通過タイムについてもまずは5分刻みでみていきます。関門閉鎖が2時間15分ですので、当然ながらそれ以内のデータのみお示しします。
2時間5分切りでほぼ完走確定、10分切りでも完走率7割です。分水嶺はどこにあるでしょうか。
2時間7分を切れると完走率8割、それ以降10分切りまでが6割で、12分を超えてしまうと完走率はかなり厳しい数字となります。目標としては2時間10分切りを設定したくなりますが、トレイルではなくロードをメインとするような人は2時間7分切りをめざしたいところです。ただ、関門閉鎖1分以内で通過(=134分台)したとしても、1割の人は完走しているので、最後まで諦めないのも大切です(足を後半に残しているのかもしれない)。
前述のとおり私は2時間12分台で五合目を通過。フラフラになりながらもなんとか足を止めずに登ることを心がけましたが、白雲荘のあたりで足が攣り万事休す。本八合目の関門には残念ながら間に合わずでした。
八合目通過タイムごとの完走率
最後の八合目関門の制限時間は4時間。ここさえ通過できれば完走できるのか、となると、そう甘くもなさそうです。
個々のデータを眺めても、3時間54分台まではほぼ完走していますが、55分台以降は未完走の方も少なくないです。特に57分台以降は57人中6人しか完走できていません。3時間55分切りをめざす必要がありそうです。
まとめ
スタートブロックはCブロック以上だと完走者の割合が高いが、Dブロック以下だとしても非現実的というわけではない
馬返し通過は1時間6分切りが分水嶺(私の目標:1時間3分切り)
五合目通過は2時間10分切りが分水嶺(私の目標:2時間7分切り)
八合目を3時間55分以内に通過しないと完走は厳しい
参考サイト(通過タイムを分析されているサイト)
わかったブログ(2018年)
ウルトラランナーへの道®️ブログ(2017年)
てきとーに走ったりする日記(2014年・2015年)
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