13: 酒は飲んでも… 湘南国際マラソン
2018年10月に行われた地元江戸川区の10kmレースで45分切りを達成し、次なる目標は12月2日の湘南国際マラソン。今回の記事では、そこに向けた調整(?)と本番についてざっと書いていきます。
岩本式「ソツケン」
岩本能史さんの書いた「限界突破マラソン練習帳 「サブ4」「サブ3.5」「サブ315」「サブ3」書き込み式10週間完全メニュー」という書籍をそのときによく読んでいました(←結局はほとんどメニューは実行せずでしたが…峠走ももちろん行っていません、なにせ江戸川区からは山が遠いので…)。そこに記されていた、フルマラソン10日前のメニューが「ソツケン」です。ソツケンというのはいわゆる卒業検定なのですが、15kmビルドアップ走で、この設定タイムをクリアできればマラソン本番でも行けるでしょう、というものです。サブ3.5目標の場合は、5kmごとのラップが
25分(5'00"/km)→24分(4'48"/km)→22分半(4'30"/km)
となっています。
で、それを川沿いでやってみたところ、
6〜10kmのラップは足りないものの、全体として設定タイム(71分30秒)はクリアできたので、「お、これはもしやいけるのか?」などと思ったんですよね。
マラソン大会前日
さてマラソン大会前日は、前職である大学の恩師を囲む、研究室OB/OGを交えたパーティーが行われました。パーティーで「明日湘南国際マラソンに出ます」と話されていたOBがいらっしゃりました。私より1周り半ほど年上のベテランの先生なのですが、マラソンの持ちタイムは3時間1桁台。しかもトライアスロンがメインというのだから、また驚きです…。そんなこんなで楽しく飲んでいたのですが、今から思い返すと、ここで飲みすぎたのがいけなかった(飲まないほうがいいのはわかってはいたものの、程度がわからなかったですね)。
湘南のほろ苦い風
湘南国際マラソンの開催地である大磯ロングビーチには、最寄り駅から地下鉄に乗り新宿に出た後、特別列車の「快速 湘南国際マラソン3号」に乗って向かいました。
二宮駅で降りたとき、シャトルバス乗り場には長蛇の列ができていました。遠いらしい…ということは聞いていたものの、待っているよりは体を動かしたほうがいいだろうということで、50分ほどの道を歩いて会場に向かいました。これもよくなかった(途中でビュンビュンとバスに抜かされました)。
そして、いきなりレースペースを貼り付けてしまいますが、かなり悲惨な後半の垂れ具合です。
あらかじめ立てたいた戦略はネガティブスプリット。通しで4'58"/kmでサブ3.5を達成できるところを、出だし10kmは26分/5kmくらいで入り、その後25分から24分へと上げていく…そして理想的には3時間28分くらいを想定していました。
最初の10kmに限っていえば、まあまあ沿う形では入れました(52分20秒)。しかしその後に催し、10km過ぎでトイレへ。急なストップ&ゴーにより、足を動かすのがかなりしんどく感じましたが、さすがに後半上げる前提でこれ以上のタイムロスは厳しいだろう、と押した結果、ハーフ地点ですでに前回の板橋Cityマラソンの30km地点あたりの疲労感がありました。
29kmあたりから、いよいよ5分/kmを維持することも難しくなり、極めつけは32kmでのトイレ休憩(2度目)。トイレから出たときには、まともに走る足も残っておらず、万事休す。バイパスへと登り、会場の喧騒を横で聞きながらの38km以降は、歩いたり走ったりを繰り返しながらたくさんの人に抜かれる、これまでのマラソン人生で最も辛い時間でした。
最終的なネットタイムは3時間48分42秒、グロスタイムは3時間54分31秒で、前回の板橋Cityマラソンより10分ほど短縮し自己ベストではあったものの、目標には遠く及ばず、辛い思いで帰途につきました。
敗戦に学ぶ
とはいえ、これだけ失敗をしていれば、学ぶべきことは出てきます。
レッスン④:やっぱりトイレ戦略は大事(出口戦略)…トイレに行ったからといって、そのロスタイムを取り戻そうと急にペースを上げると、足に大きな負担がかかってしまう。そもそもトイレに行かないか、もしくは行く前提で5分ほど余裕をもったペース配分を組むのがよさそう。
レッスン⑤:大会前に歩き過ぎない…春や秋ならまだしも、冬のマラソン大会に向けて歩くと、寒さに体力がもっていかれる。多少待ってでもシャトルバスに乗ったほうが、トータルでは体力を温存できそう。
レッスン⑥:大会前日にはお酒を飲まない(説明不要ですね笑)
レッスン⑦:距離走は行う…よくよく見直したら、大会前に距離走をろくに行っていませんでした(最長が21.2km)。これじゃ後半まで足が持つはずがありません。
また、今回のマラソンでは2つの重要な出会いがありました。1つは前述した、研究室OBの先生。走り終わったあとに互いの完走を称え合い、次こそはちゃんと練習を積もうと決意するきっかけとなりました。もう1つは、実は当日は意識していなかったのですが、後にランニングへの意識を大きく変える出会いのきっかけがありました。次回、その後者の出会いがきっかけとなり、練習会へと参加することになります。
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