東京マラソン2021 完走しました

楽しい大会だった!!

結果は、2日前の記事で書いた「ストーリー2」そのまんまとなりました。

“ストーリー2:走ってみたらあら不思議まったく痛まない。ただ3週間のランオフでスピードや有酸素能力が衰えており自己ベスト更新ならず。3時間20分くらい。”

手元の計測(グロス)なので公式記録とは違います

もちろん、サブスリーという目標を掲げて練習をやってきたからには、タイム自体は満足できるものではない。
でもケガを抱える不安とともに走り出すも、走っている間は痛みを感じることなく、天気にも恵まれ、都心のまん真ん中を走れるのは、幸せという言葉で表現せざるをえない。

以下、つらつらとレースを振り返りつつ、今後に活かせそうな自分なりのポイントを考えてみる。

痛みの感じ方はテーピングとフォームで変わるものなのかもしれない

そもそもは東京マラソンの3週間前、仕上げの30km走をやろうと思っていたところ、左足の内くるぶしの下に痛みを覚えたところからはじまった。
その後整骨院に行きマッサージや矯正などを行うも事態は改善せず、痛む箇所の炎症もどうにも収まらない。
結局は金曜日、別な先生に診てもらい、テーピングを施してもらった。
そして土曜日夜にテーピングを貼り直し就寝。

朝起きたら痛みも感じなかったので「大丈夫か…?」と不安をいだきつつ、レースでは「痛むんかなーどうなんかなー」とビクビクしながら、無理ないスピードでスタート。

話はさかのぼり、4月・10月・2月と自分のフォーム動画を撮ってもらう機会があったが、そこで指摘されたのが足の過回内(=痛む箇所と合致する)。
フォームを診ていただいた方にも整骨院の先生にも
「いまは1本の線の上を走るような感じ。そうではなく、線をまたぐようなイメージで走れるように」
とアドバイスをもらっていた。

となれば、今やるしかない!
幸いにも東京マラソンのコースは複数車線の道路がほとんどなので、ペースを落としてでもいいから、今日はフォーム改善につぎ込んでやる、というつもりで、大げさなくらい線をまたぐように走ってみた(つもり)。
慣れないことをしただけあってか、終盤はハムストリングも大腿四頭筋もふくらはぎも攣りそうになっていたが、足首は最後までもちこたえてくれて痛みを感じることはなかった(そして足と腹筋がゴール直後に攣った)。

結局のところテーピングのおかげかフォームのおかげか自然治癒かは不明だけれど、普段意識(していないつもりではないが)できなかったことに目を向けられたのはまさに怪我の功名。

新宿・東京駅へのアクセスがよければ自宅等から直行直帰したほうが楽かもしれない

今回は東京駅そばのランステに、走り終わった後の荷物や飲み物を預けてから中央線に乗ってスタート地点の都庁へ向かった。
行きはまったく不自由はしなかったものの、結局のところ電車の中は暖かいので、走る服装(にゴミ袋を被った格好)で自宅から移動しても問題なかった。
恥ずかしいかも、と思ったが、結局は電車に乗ることに変わりはないし、そもそも車内に似たような人が数名は居たので、周りにも(ああ東京マラソンか)と思われるだけだったように思う。

問題は帰りで、ゴールした後は指定のルートで一旦は地下鉄の通路に降りなければいけない。
そこからランステに移動するのに、地下だけで移動できればいいのだが、間違った出口から出てしまいまた地下に戻る(走路を横断できないから)というので無駄に時間と体力を使ってしまった。
だったら、少しばかり他の乗客に白い目で見られるかもしれないが、そのまま地下鉄に乗って帰ってしまってもよかったのでは…と振り返っている。

会場到着は(ブロックにもよるが)整列〆切の1時間前くらいでも十分かもしれない

会場に到着してからは着替える必要もないので、整列の時間を考慮したとしても、整列〆切(8:50)の1時間前に到着すれば十分と感じた。
今回は7:30に到着し、トイレ→ウォームアップ→トイレの後に8:30頃に整列した。
Aブロックスタートで、列の前方から2/3くらいに並んでいたが、スタートのタイムロスは40秒。
最後尾でもたぶん1分はかからないだろうから、もう20分ほど遅く起きられたかもしれない。
(そして荷物を途中で預けなければ、さらに30分は遅く起きられた)

現地で待機する時間が少ないことのメリットは睡眠時間のみならず、寒さに凍える時間も少なくなる。
ちなみに都庁前駅のA4出口の前にある謎の吹出口から暖かい空気が吹き出ていて、この近くでストレッチを行うと、他の場所よりは体も温まるのでおすすめ。

スタートの紙吹雪はすごい

7 kmまでの下りではスピードが出るが、その後に平常速度に戻すべきだった

レース展開を振り返ってみる。スタートしてからは流れにあわせながら、スタート地点までのロス40秒+5 kmで計24分弱(手元のガーミンは22:26。都心ということもあり(はたまたGLONASSが攻撃されているから?)、誤差が大きめだったから、手動でラップを切ってもよかったかもしれない)。
サブスリーには遠いペースだけれども、足の具合は痛みもなく、順調なスタートと感じていた。
そもそもケガのせいで3週間ほどほとんど練習らしい練習もなく、スピードも距離耐性もどこまで残っているのか不明確だった。

7 kmくらいまではずっと下りが続き、徐々にペースアップ。そしてそのまま15 kmあたりまで気持ちよく4:05くらいで飛ばしていた(ガーミン調べ)。これがよくなかった。飛ばしちゃいけないと頭では理解していても、タイムが縮まるとつい喜んじゃうのがランナーの悲しい性。

とはいえ貯金を活かして、ハーフ地点でのタイムは1時間32分くらい。
サブスリーは難しいが、自己ベスト(3時間6分40秒)の更新への挑戦権はある。
しかし、すでに閾値走の最終盤のようなハムストリングのだるさがあり、呼吸も決して楽な状態ではなく、(まだベスト更新はあるか?)という想いを(なんか無理かも)なイメージが上回ってしまった。

そこから先は撃沈のお手本のようなタイムの遷移で、キロ5で10 kmくらい粘るも、35 km以降、港区に入ったあたりからはキロ5:40(サブフォーペース)。
そして息も絶え絶えに帰ってきて、前述のようにいろんな場所が痙攣。

撃沈した理由が飛ばしてしまったからなのか、はたまた3週間練習ができなかったからなのか、その複合なのかはわからないけど、少なくとも故障明けで故障前と同程度以上のペースで飛ばすことは禁忌だと痛感。

目標設定と達成度

このレース前に立てていた自分なりの目標と、その達成度は以下の通り。

①ケガを悪化させない→たぶん○

最後まで走って痛みが出なかったのだから、たぶん悪化はしていない。
ただ翌日とかになって痛みが一気に出ていたら、そのときは整骨院じゃなくて整形外科に行かないといけないかも…
さすがに3週間腫れっぱなしというのはよくない気がする。

②走れれば最後まで走る→◎

ペース配分とかフォームとか考えていたからタイム的にはいまいちだったけど、よく最後までもってくれたものだ。

③タイムを狙う→△

これはもちろん、①②が達成できたうえでのストレッチゴール。
サブスリー狙い的には×だけど、事前に想定したストーリーと1分くらいの誤差で収まってるから、そういった意味では○。
あわせて△。

次は4/17のかすみがうらマラソンに出走します!
…が、その前にケガを完治させたい。
サブスリーはその後でもいいや。

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