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小さな実験室①

telecookは、zoomで台所をつないで一緒に料理を作ります。こう書くと、オンラインのお料理教室をイメージされるかも知れませんが、ちょっと違います。telecookは、先生役の人に教えてもらってお料理を作る場ではありますが、料理教室というよりも小さな実験室。そんな実験室的なエピソードをご紹介します。

材料の配合を変える

皮から作るうまうま餃子の会のとき、小麦粉ないない問題が起きました。

(参加者)薄力粉は買えましたが、強力粉は近くのスーパーを4つ回っても買えませんでした。薄力粉だけでは、皮って作れませんか
(たかさん先生)薄力粉だけだとグルテンが少ないので、柔らかい皮になるかもしれませんが、やってみましょう

薄力粉と強力粉は含有グルテン量が違うこと、水を加えて練ることでグルテンが形成されること、だから、粉の違いで皮の弾力が変わること、加える水の量も小麦粉の状態によって違うので、様子を見ながら微調整が必要なことなどを粉を練りながら先生役のたかさんに教わりました。

薄力粉でトライをした方は、残念ながらうまく形にならなかったそうです。

(参加者)水が多いのか、うまく形になりませんでした。今日は市販の皮でやってみます
(たかさん先生)今日は残念ですが、薄力粉で皮ができるか研究しておきますね。その薄力粉は捨てないで、スープに落としてすいとんにすると美味しく食べられますよ

皮ができないのは残念だったけれど、失敗したことで新しいメニューがレパートリーに加わったとも言えます。

うまくいかないという成果

telecookでは、それぞれのおうちで手に入れられた材料で、工夫しながら料理をすることを基本としているので、指定された材料が手に入らない場合も、よほどのことがない限り”それは無理”ということにはなりません。多くの場合には、”やったことないから、できるかわからないけど、試してみましょう”となります。つまり実験をする、ということです。

実験ですから、すべてがうまくいくわけではありません。でも、実はうまくいかないことも一つの大事な成果なのです。

   どうして今回はうまく行かなかったんだろう?

   水分量が多かったのかな

   練り方が足りなかったのかな

うまく行かなくても色々と自分の手順を思い出し、次のカイゼン点を見つける。

telecookで試してみる楽しさを一緒に体験してみませんか。


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