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出版不況の原因を編集者と営業マンに聞いてみたら納得できてしまった
「出版不況」って最近良く聞きますよね?
本が売れない、雑誌が売れないなどなど。出版業界の市場規模が全盛期と比べてかなり下がってきているという話みたいです。
最近はステイホームによる電子書籍(マンガ)の人気もあって、出版社によっては売上がアップしているようですが、依然としてなんとかしないと!っていう状況は続いています。
と、色々難しいことを書いてきましたが、そもそもなんで出版不況になったのかわかりますか?
多分たくさん理由があると思うんです。本やマンガ以外の娯楽が増えまくったことも理由だろうし、収入面の問題もありそうです。海賊版とかも影響してそうですよね。
でも今回はそんなに話を広げず、私がよく話す出版業界人に聞いて「なるほどなぁ」と思ったことをご紹介したいと思います。
1.編集者の意見
私がよく話す編集者の方はこんな事を言っていました。
<編集者>
売れないのは面白い作品を作れていないから。
「進撃の巨人」や「鬼滅の刃」くらいお客様に支持される作品を新たに10作品以上作ることができたら一気に市場規模は拡大する。
なるほどなぁ、って思いました。10作品以上作ったからと言って単純に市場規模がアップするかはわかりませんが、なんとなく回復しそうですよね。
これはおそらく自分自身を奮い立たすために言ったんでしょう。自分ももっと面白くて多くの方に支持される作品を生み出さないと!という静かな闘志を感じました。
2.営業の意見
では逆に営業マン(作品を多くの方へ届けるお仕事)のご意見はこちら。
<営業>
読みたい!欲しい!と思ってるお客様に作品を届けきれていない。
これも納得です。エンタメ商品って「存在を気づかれていないこと」が多いんですよ。
例えば私が「ショートヘアの女の子がたくさん出てきて料理をしてマッタリする異世界系作品」が欲しい!って思っていてもすぐに見つけることって難しいんです。近い作品は検索すれば出てくるかもしれないですが、複数作品見つけることは至難の業。
あと、探すのがめんどくさいんです。めんどくさかったら皆さんどうしますか?探すの諦めてスマホゲームしますよね?YouTube観ますよね?そう、エンタメなんて山ほどあるんです。しかも無料で楽しめるものもたくさんあります。無理して本を買う必要はないんですよ。
でも、出版社や書店の営業や販促、企画側が、お客様のニーズを分析して、私のようなニーズを持つ人たちに向けて上記のような作品をたくさん薦めてきたらどうでしょう?売れますよね。
極端な例ですが、ものすごくたくさんあるお客さまの「ニーズ(欲しい!って気持ち)」をしっかりと分析して、そのニーズに合った作品を提案する、この精度を高めて繰り返せば繰り返すほど売上ってアップしそうじゃないですか?
話をもとに戻します。営業マンが考えた出版不況の原因は「お客様が欲しい作品をおすすめできていない」から。そして解決策は「お客様が何が欲しいのかを分析して、合う作品をしっかりとおすすめする」。すっごい単純なことだけど、結局はこれなんです。
まとめ
編集者と営業マンの意見をご紹介しました。案外内容が無くてすいません(*´ω`*)
でもどの商売でも「欲しい」という思いに対して「合うものをおすすめする」ことをしっかりとやってる企業ばかりですよね。でも「欲しい」って何なのかわからないから商売って面白いんですよ。
私も多くのお客様の「欲しい」をしっかり分析して「合う作品を紹介」できるよう頑張ってまいります!
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