HSPと有能さに対する主観
この記事は事務職10年選手の男性サラリーマン、飲み会苦手のHSP気質が書いております。
私は社会人初心者の頃、自分のことをHSPだと思っていながら、HSPに合った行動をとるよう、自分を変えることができませんでした。
HSP気質の自分のみぞおちを突いて、気絶させるように生きていました。
なぜ、変えることが出来なかったかについて、男性の有能さについて語ったあるドラマのセリフに心当たりを感じましたので、前々回の記事で書いた、「自分自身を知ること」と絡めてお話していければ、と思います。
いわゆる自己肯定感の持ち方で悩んでいる、同じような方々の参考になれば、嬉しいです。
ちなみにHSPの診断テストというものが簡単にネットで受けられますが、私は強度のHSPという診断結果が出ます。
HSPについて書いた前々回の記事では、自分の思った以上にスキをいただけました。
最初にアクセス状況を見た時に15ビューに対して12個スキをもらっていました。
noteを書き始めたばかりなので、多い少ないの感覚が分かりませんし、
もしかしたらnoteをずっと書いていてる方からは「そんなの普通だよ」って言われてしまうかもしれません。
ですが、おそらく、ビューの多寡よりもスキ率の高い記事が良い記事だと個人的に思いましたので、そういう記事が書けるように頑張っていきたいです。
男とは有能でありたいと思うもの?
そのドラマのセリフとはこのようなものです。
自分は男でありたかった。
仕事をするからには有能でいたい。
周りから頼られたい。
期待を上回りたいと思っていた。
個人的には共感できるんですが、こういう考えは自分を苦しめるんじゃないかな、と思います。
女性の方にも有能な方は本当にたくさんいらっしゃるということは既知の事実であることは置いておいて
これを聞いて、「ああ、自分も昔そう思っていたな」と思いました。
HSPの特徴として、「〇〇はこうあるべき」といった世間一般の価値観を重く受け止めやすい性質があるようです。
ある種、「HSP特有の生真面目さ」みたいなものが自分にもありますし、もしかしたら、日本人は同調圧力の強い国民ですので、他の方々であっても感じているかもしれません。
私も長らく、会社が求める社員像に自分を合わせようとしていました。
社員像とかけ離れた自分には価値がないと思い、自分のキャパを超えて頑張りすぎて会社を休むことになりました。
「繊細さん」の本にも、作者の方が頑張りすぎて休職とした経緯が書かれてますし、HSPの方はそういった経験をされる方がきっと多いんだと思います。
「有能でいたい」と思うと、自分とのギャップが苦しくなり、自己肯定感が持てなくなる。
結局、「有能さ」って何なんでしょうか?
「有能さ」の個人的尺度について
確かに、会社の求める社員像に近い人は上の人からのウケがよく、可愛がられていることもあります。
しかし、以前読んだ本↓にこのような一文がありました。
成績とか偏差値じゃない。他人がつける点数で、納得してはいけない。
社会で生きていく上で大切なことはたった一つ、「一緒に仕事をしたい」と思われるような人物になれるかどうか、ということです。
月並ですが、とても良い本ですよね。
この一節を読んで、有能な人とは周囲の人から「一緒に仕事をしたい」と思われる人なのではないか。
つまり、周りが決めるのだと思うようになりました。
有能な人になるために
現代は終身雇用が崩壊して会社が社員の人生の面倒を見ることができなくなった時代とか、よく言われています。
そう考えると会社の求める社員像に自分を合わせてしまうと、その会社以外で通用しない、ということになるかもしれません。
自分がどういう人かを正しく知り、行動すれば、結果が変わる。
長期の休みから会社に戻るときに、自分の得意なことで周囲に価値を提供していくことから始めようと思い、ストレングスファインダーなるものを受けてみたりしました。
ストレングスファインダーで、「慎重さ」が一番の強みだと分かった自分。
とにかく地味な強みですが、
・たとえ、成果品の前段階の資料でも、他のデータとの矛盾がないか、
独自のチェック機能をつけたり。
・ミスの多い作業を自動化したり。
ぱっと見、分からないようなものにも工夫を凝らし、細部にこだわるようにしました。
周りにはこの工夫は見えてないんですよね。
でも、自分の強みに合ったことをしていると、不思議と楽しくなってきます。
いわゆる有能な人物になれているかどうか、実感はないですが、前より生きやすくなったことは確かだと、感じている自分がいます。
会社だとか、周囲や社会に対してマジメになるよりも、自分自身に対してマジメになるのが、悩まずに生きるコツ、かもしれません。
以上です。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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