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おとんが死んで

今年の夏、おとんが死んだ。

いきなり重い話を投稿してるけど、おとんの死はじわじわと私を蝕んでいる。。。ような気がします。よくわかってないのは、仕事が忙しすぎて、仕事で参ってるのか、おとんの死で参ってるのか、正直わからないからです。

おとんは今年の春に突然入院することになりました。

それまでおとんは自分で家事をこなし、車の運転もして(80オーバーなのでほんまはやめてほしかった。。)、母の介護もしていたけど、80後半の身で介護だ家事だ車の運転だなんて身体的に無理がないはずもなく、入院したとたん坂道を転がり落ちるように衰えてしまいました。

元来外へ出るのが大好きで、好奇心が強く、食べる事も大好きな人でした。そんなおとんが入院から3ヶ月間、病院から一歩も外に出る事も許されず、食べる事も出来なくなって、あっという間に死んでしまいました。

死ぬまでボケる事もなく正気を保っていおとんは、一体どの時点で生きる事を諦めたんだろう。。なんて事を時々考えます。コロナの影響で外出も面会もままならず、病院内のコンビニに行くことさえ叶わなかったおとんが不憫でなりません。

だけどおとんをコロナの犠牲者とは思いたくないという気持ちもあります。願わくば、おとんは生きて、生きて、生きて、そして死んだのだと思いたいのです。(注意 このフレーズはぶっちゃけ「ヴァイオレット エバーガーデン」のぱくりです。。w)


仕事がハードなこともあって、一時期は眠れない日々が続いていました。今は睡眠障害の方は大分解消したのですが、自分に隙間がなくなっているような感じがしています。そして、そんな私の異変を旦那も感じ取っているのか、旦那が最近妙に優しいです。発火点の低い旦那が全然怒らないので、内心シメシメと思ってます。

だけど本も読めない、テレビも楽しくない、人の話を長々聞いていると眩暈がする。そんな状況にさすがに相当やばいじゃん!と自分でも感じるので、2ヶ月ほど前から漢方外来を受診するようになりました。ただ、薬の飲み方がいい加減だからなのか、最近効果があまり実感できなくなってきています。服薬は朝食前、夕食前、寝る前の3回なのですが、夕食前のの服薬をいつも忘れてしまうのです。バタバタしてる時間の服薬はハードルが高いです。

ちなみに、書いてる本人は暗い話をしてるつもりはないのですが、多分自分以外の人には重苦しい話なんだろうな〜と思います。(というか、読む人いるのか?)でも今回自分がnoteを始めたきっかけを書いているので、バックグラウンドはきっちり書き残すことにします。すみませんが、もう少しお付き合い下さい。


外に出るといちいちおとんの事が頭をよぎります。こんなとこに行きたかっただろうな〜、こんなん食べたかっただろうな〜、こんなん好きそうだな〜とか。。。

父親を偲んでると書けば、いかにも親思いな感じがするのですが、別にそういう訳ではなくて、どちらかと言うとおとんがすぐそばでヤイヤイ言ってるような感覚だったりします。自分が外に出れなかった分、娘を外に派遣して、望みを叶えてもらおうという魂胆なんじゃなかろうかと。。。私は家でのんびりしたいねん!!

だけど、おとんの亡霊に根負けした私は、ついにウォーキングシューズを買ってしまいました。そして買ったからには、外に出ないと靴がもったいない。それに自分自身の筋力、体力アップにもつながるはず!

そんなこんなで、てくてくと出歩き始めた次第です。


おとんの落書き。おとんは絵を描くのが好きで、家の中のあちこちでスケッチが見つかります。

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