かくことの本を読む
会社辞めてから「書く」ことだけは、特に苦労することもなく続いています。
そんなことから、「もしかするとわたしゃライターに向いてるんじゃなかろうか。」と、一時期ライター関連の本を何冊も読んだり、ライターさんのメールマガジンを読んだりしていました。
でも本やメルマガに書かれていることが、自分の感覚とはなんだか違っていて、何となくしっくり来ません。
先日ライターもどきの仕事を一件こなしたわけですが、これはnoteに近い感覚で書かせてもらえたから出来たことなのかもしれません。
今後ライターとしての基本スキルを求められたとして、私はそれに対応できるのか。
今は何とも言えませんが、とりあえず「書くこと」に関する本は色々読んで頭がぱんぱんなので、当面は距離を置く事にします。
そんな風に思っていたのに、本屋でたまたま見かけた、いしいしんじさんの「書こうとしない『かく』教室」を、衝動買いしてしまいました。
いしいしんじさんの作品を読むのはこれが初めてで、この本のことも何の前知識もなかったので、何で急に買ったのかもよく覚えてません。
読んだ感想ですが、結論を言うと「書くこと」について私の中で一番しっくり来る作品でした。
最後の「釣り糸を垂らす」の章なんて、私に向けて書かれたんじゃなかろーかとさえ感じました。
何かをまさぐってる時や、長く長くもがいてる時に、何かが突然ストンと落ちてくる瞬間がたまにありますが、まさにこれがそうでした。
何でそんなにしっくり来たのか。
自分の中にあるものを緩めて書く感覚というか、書いてる時の丸太をザクザク彫っているような感覚というか。。。
う〜ん、まだ掴みきれないこで、もう一回読む事にします。
もしかすると、ライター関係の本を読んでる時は、飲めないお酒を無理して飲んでるような感じだったのかもしれないです。
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