【敵陣に】AC長野パルセイロ2024前半戦寸評②【J2はあるのか】

前回の続きです
全3部構成。①②で選手寸評、③で監督・戦い方・データなんかをまとめたいなと思っております
今回はボランチ、シャドー、FWの選手寸評です


【ボランチ】
⑥西村
ボランチの軸として全試合出場。センスを感じるボールキャリーと長い距離もいとわないアプローチ、時折見せる華麗なサイドチェンジ。今後はとにかく出続けることと数字も伸ばしたいところ

㉖パク スビン
攻守においてボールに関わる意識が高いタイプ。途中出場から中盤の強度を取り戻す際に使われることが多い。最近あまり見ないが、フリーの時めちゃめちゃアピールしてます

㉘丹羽
髙木体制ではシャドー起用もあったが、カップ戦でのプレーを見るとやはりボランチという印象。「Box to Box」という感じではないが、最終ラインから引き出して展開する様子は生き生きとしてるように見えた

㊱橋田
ボランチの選手と思われるが、カップ戦ではシャドー起用が多い。運動量が武器とのことだが、まだ尖ったものは見受けられず強烈な特長も欲しいなと思ってしまった

㊵碓井
序盤はスタメンなど試合に絡んだが、途中からはベンチも外れている状態。攻撃での物足りなさみたいなものがあるのだろうか。潰し屋なのでしょうがないが、個人的にはファールが多い気がしてそこが引っかかる

㊻古賀
その碓井に代わるような形で徐々に出場を増やしスタメンを勝ち取っている。やはりテクニシャンの香りがするタイプでボールは持てるが、反面テクニシャンならではの軽さみたいなものも見受けられる。ただ試合を重ねるごとに安定してきているか

㊼加藤
47番の選手(スンウォン談)。飄々とプレーするピッチ上の指揮官も途中出場が増えている。機を見て前に出る、必要とあらばファールでも止める仕事ぶりはさすが。どんな結果でも更新するSNSは個人的には好き


【シャドー】
⑧近藤
チームアシスト王(4アシスト)。ケガでの欠場の際にその不在を痛感するくらいプレスを格上げする存在。意外と左足の方がタッチが柔らかい?個人的には近藤が味方に連動を促す手招きに注目してほしい

⑩山中
ここまで3ゴールを決めているが、前線でのプレス、下りての組み立てにパワーを使ってしまっている印象。チームへの貢献を考えているのは伝わってくる。ただくどいくらいにゴールは求めていきたい

⑬小西
試合に出ることの大切さを再認識するプレーぶり。WBでは大外を駆け上がる一方、相手を背負うとかなり苦しかった。そこに黒石が入った後は、近藤を欠く前線で躍動。京都戦で120分走り切ったのはその最たる例。試合に出る→改善を繰り返しどんどんたくましくなっていて嬉しい限り

⑭三田
序盤はとにかく走りまくって浮田にパスを供給してという感じだったが、徐々に出場機会を失い今に至る。今は再調整という感じなのだろうか。ポジション争いは激しいがキャプテンの再起に期待

⑰忽那
独特のキックでシュート、セットプレーと決定的な仕事をこなす。下りての組み立て、反転と攻撃の加速にも効果的に関与。スタートから使うべきか
切り札として使うべきか、それが問題だ。浮田と仲良し

㉟イ スンウォン
期待のヤングコリアン。前線のけが人の都合もあり、若手ながら出場機会を得た。徳島戦の先制弾、岐阜戦のアシストといきなり仕事をしたが、色んな面での粗削り感は当然ある。大切に育てて才能開花に期待。今はパルプンテの要素もあるが、いつかギガデインになるはず


【FW】
⑪進
キャンプのケガで出遅れてしまい、6月に入って古巣相手にリーグ戦初ゴールとなった。ゴールを欲するハングリーさはチーム随一に見える。本人は不満だろうが、浮田に代えて進ができるのは強み

⑱浮田
目を付けた監督、獲得した強化部、期待に応えた本人。全員の仕事が結果につながった形に。左サイドからのボールに抜け出し、左足を振るのが得意なパターン。今後大切なのはとにかく20点に近づけること、そして東北に旅行(意味深)に行かないこと!

㉒木原
不本意な昨年から今年はカップ戦でゴールを重ねている。ただリーグ戦のスタメンは遠く苦しいのが現状。タイプ的に2トップで使ってあげるといいのではと思うが、今のチームだとそのポジションはなく…難しい


長文にお付き合いいただきありがとうございました
ということで③に続きます

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