「あなたの2年間をください」と言われて
この度いただいたお仕事。
知り合いに紹介していただいて、かねてより興味のあったこと、関わりたかった分野という願ってもない話。
そこでお世話になる方に言われた。
「あなたの2年間をください」
「20代の2年間って貴重だからね!」
前後の文脈としては、全く重い感じではなく、ただ単に「2年スパンで考えてね」くらいの意だったと思う(そのことは前々から聞いていた)。
でも、私にとっては、強く、大きな言葉だった。
怖い。
真っ先に浮かんだ感情は、それだった。
2年間という時間は長い。
2年間も・・・
その先は、いろいろある。
2年間もここにいるのか。2年間もやり通せるだろうか。2年間もやって、ちゃんと結果を残せるだろうか。
もうひとつ、そのすぐあとに浮かんだのは、喜びの感情だった。
2年間もここにいていいんだ…
居場所をもらった。
存在を肯定されたような、場所をとることを許されたような。
ありがたい。
もしかしたら、2年間なんてあっという間かもしれない。
2年が過ぎたとき、きっと晴れやかな気持ちでいられるように、じっくりと、しっかりと、味わって生きたい。
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