道隆寺跡の紅葉(鹿児島県肝付町高山)20191130の様子

五輪塔が整然と立ち並ぶ  肝付町新富本城の雑木林の中に道隆寺の跡があります。本堂などがあった場所は水田になっていますが、林の中には観音堂跡があり、仁王像、ヤグラに刻まれた磨崖五輪塔、宝塔、経塚、六地蔵塔、無縫塔(むほうとう)、灯龍、鎌倉時代から戦国時代に至る数多くの五輪塔が古い歴史を物語っています。

 島津斉興の命で天保14年(1843年)に編纂された「三国名勝図会」に、道隆寺の由緒について記述があります。これによると、寛元4年(1246年)に蘭渓道隆禅師(らんけいどうりゅうぜんし)が開基したとあります。道隆禅師はその後、北条時頼に請われて鎌倉に上り、巨福山建長寺を創建したとも述べてあります。

 肝付氏第16代兼続(かねつぐ)の正室、御南御前(おなみごぜん)は刺しゅうした菊花の戸帳を道隆寺に寄進しており、現在は歴史民俗資料館に展示してあります。(肝付町ホームページ参照)

【肝付町ホームページ 道隆寺跡について】
https://kimotsuki-town.jp/soshiki/rekishiminzoku/1/4/1666.html

【てくてくチャンネル】
https://www.youtube.com/channel/UCgKyh3c3j6op0fG69p3l3Xg

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