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「nature-fix」自然ってすごい④

こんにちは。鉄幹です。コロナ緊急事態宣言解除。ようやくって感じですね。コロナ前の日常に戻るのは、まだまだ時間がかかりそうですが、さすがにこの2ヶ月あまり、身体的にも、精神的にも、疲れを感じる方が多かったのではないでしょうか。

「nature-fix」自然ってすごい④では、疲労感を解消するお話です。体は元気なのに、なぜか頭がぼーっとしたり、「疲れた」や「ため息」が自然に出たりする時ってありますよね。「睡眠をしっかりとってみたり。」「入浴を試してみたり。」いろんなことを試してみてもその、疲れはなかなか取れません。それは、脳の疲れが体の外に現れている証し。脳は休息を欲しています。

脳は、人間が持っている臓器の中で最もエネルギーを消費し常にフル回転し、身体の様々な臓器に指令を出しているいわば親玉(会社でいう社長さん)的な存在です。そのエネルギー使用率は、体重の2%の重量しかないにも関わらず、20%にも及びます。また、脳は、1分間に4万〜5万回も思考をし、常に外部から入力される情報処理と、身体への情報発信を行っているのです。1分間に4万〜5万回思考しているのは、何もせずに、ぼーっとしている間でも働いています。現代人は、縄文人が一生を費やして得た情報をわずか数年でえることができるほど、情報を浴びています。さすがに、脳は疲労し「集中力が持続しない」、「疲れやすい」、「ため息が出る」などの症状として現れるのです。

人間の感覚は5感があります。視覚が83%を占め、ほぼ全ての情報を人間は視覚情報からキャッチしています。次に、11%が聴覚。視覚と聴覚を合わせれば94%、残りの6%を味覚や嗅覚、触覚を機能させ、人間は生活を送っているのです。

上記の数字を見るとこれら、人間の5感は視覚と聴覚で情報をキャッチしていることがわかります。休息(睡眠)をとる際、目を閉じて視覚を遮断していますが、聴覚(耳)は常に働いています。ということは、休息をとる際に聴覚も遮断することでより脳を休めることができるということです。現に、飛行機や車の騒音の中で勉強している子供は、読解力が30%低下するという研究結果も出ているほどです。

自然の中でぼーっとする。その際には、目を閉じて自然の音に心を傾ける。波や葉、小鳥の声などは脳を休める効果があります。普段の生活の中で無意識のうちに人間は脳を過剰に興奮させて、常に脳が疲労している状態にあります。

ちょっと、自然の中に足を運び、脳をリフレッシュさせることで、身体的にも、精神的にも健康で元気な毎日を送ることができると思います。