ロシア軍がウクライナの原発の外の研修施設を攻撃、火災が発生について
ロシア軍がウクライナの原発の外の研修施設を攻撃
ロシア軍がウクライナのヨーロッパ最大のザポリージャ原子力発電所の外の研修施設を攻撃して、火災が発生しました。
ロシア軍が発射した迫撃砲弾が、 ザポリージャ原子力発電所を直撃する瞬間を捉えたCCTV映像です。
ロシア軍は原子力発電所を警備しているウクライナ軍の部隊の位置を示すため、 照明弾を発射し、その数秒後に砲撃をし始めたとのことです。
ザポリージャ原子力発電所の地図です。
青はロシア、赤が攻撃を受けた所、緑がザポリージャ原発とのことです。
火災発生後
火災発生後にウクライナの消防車はロシア軍からザポリージャ原子力発電所への立ち入りを許可されなかったとのことです。
その後に、ザポリージャ原子力発電所 の周辺道路を封鎖しているロシア軍 は、ウクライナのEnergodarからの消防士が発電所に入り、作業をすることを許可したとのことです。
キエフ時間午前4時、ザポリージャ原子力発電所の外側にある 教育・訓練用の建物で、3、4、5階部分がまだ燃えている状態だったとのことです。
ザポリージャ原子力発電所の3号機が、安全対策としてウクライナのエネルギーシステムから切り離され、 6基ある原子炉のうち、4基目だけが発電を続けているとのことです。
ウクライナの救急隊によると、06:20にザポリージャ原子力発電所の訓練棟の火災は鎮火し、犠牲者はいないとのことです。
"ウクライナ国営通信は4日、南東部にあるザポリージャ原子力発電所がロシア軍に制圧されたと報じた。
ウクライナ当局が明らかにした。
欧州最大規模の発電能力を持つザポリージャ原発が露軍に占拠された。"
IAEAからの発表
ウクライナ規制当局はIAEAに対し、 ザポリージャ原子力発電所敷地内の放射線量に変化はないと報告したとのことです。
ザポリージャ原子力発電所で深刻な事態が発生しているため、IAEAは事故・緊急対応センターを24時間365日フル稼働の体制にしたとのことです。
原発の外の研修所を攻撃した理由
原発への攻撃はジュネーヴ諸条約違反(第二追加議定書15条)です。
原発を直接狙ったわけではなく、原発の外の施設を今回は攻撃したが、これはどういう扱いになるのか気になります。
原発自体が攻撃にあったら
ザポリージャ原子力発電所が爆発すればチェルノブイリの10倍の被害になるとのことです。
ザポリージャ発電所はカホフカ貯水池のほとりにあり、ドニプロ川、黒海へと汚染水が流れ出たらやばいですね。
メルトダウンよりも、敷地内のドライキャストにある使用済み燃料が吹き飛ばされることの方が心配とのことです。
ドライキャスクとは
・使用済み核燃料のような高レベル放射性廃棄物を保管する方法
・最低1年間の使用済み核燃料冷却プールでの冷却で、ドライキャスクに貯蔵できる
・幾つかの使用済み核燃料入りドライキャスクは、コンクリートの保管庫に垂直に設置されるように設計されている
各国の動き
バイデン大統領は、今晩、米国エネルギー省の核セキュリティ担当次官および国家核安全保障局(NNSA)の長官と会談し、原発の状況について最新情報を受け取ったとのことです。
バイデン大統領はウクライナの原発火災についてゼレンスキー大統領と接触したとのことです。
ロシア軍が原発に攻撃を仕掛けたことを受け、英ジョンソン首相は、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談したとのことです。
解説動画
安全保障の専門家の 小谷哲男(@tetsuo_kotani)の なぜ、ロシア軍がウクライナのザポリージャ原発を占拠したかの解説がめちゃくちゃ分かりやすいです
原子力工学に詳しい寺井隆幸(@TakayukiTerai) 、国際安全保障に詳しい鶴岡路人(@MichitoTsuruoka) のロシア軍のウクライナ原発の占拠についての 意見めっさ参考になります
ロシア軍がウクライナの原発の外の研修施設を攻撃、火災が発生についてのニュースまとめてみました
最後に
各国はウクライナにはさらなる支援を、ロシアにはさらなる経済制裁や、非難決議などをしていって欲しいです。
ここまで、見てもらいありがとうございます。
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