![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/65058505/rectangle_large_type_2_5a46b066ce2c29276f903b37fa2e8e94.jpg?width=800)
自転車で100kmライドするために①身体編
去年からクロスバイクに乗り始めて、100kmライドも出来る様になってきたので、備忘録。
クロスバイクで100km走るために必要な身体スペックのお話です。
100kmライドとは
まず、100kmライドとはですが、自転車で100km走ることです。
スポーツ感覚で自転車に乗る場合、最初に目標になることが多い距離です。
自転車で100km走るのは、ランニングだと15kmくらいの感じですかね。
歩いてもいいから15km走って下さいくらいのイメージです。
難易度で言えば、「難しくはない」というところです。
力は要らないですが、乗り方のスキル習得は必要ですかね。
体力
体力ですが、あんまり要らないです。
運動習慣のないおじさんでも大丈夫じゃないですかね。
歩くよりも軽い力で進むし、慣性でも進むので力が必要ではないんですね。
乗り方
これはとても大事です。
乗り方が100kmライドの成否を決めます。
何が重要かというと、漕ぎ方がおかしいと、膝ぶっ壊します。
ぶっ壊れたら走行中止です。
私の経験では、走行不能になったのは、膝壊れた時だけです。
膝が壊れなければ、100km制覇した様なものです。
膝の故障理由
自転車の特徴として、ペダルを漕ぐという動作をすごい回数繰り返します。
ペダルを漕ぐ際に一番酷使するのが「膝」です。
膝周りに腱があるのですが、変な漕ぎ方をすると、ちょっとずつダメージが入ります。
ちょっとずつのダメージを何回も与えると、腱が炎症して故障します。
腸脛靭帯炎が有名ですね。自転車あるあるの故障です。
厄介なのは、このダメージが表面化するのは、数十キロ走った後なんです。
私の場合も30km-70kmくらいで最初は発症してました。
片道10kmくらいだと何ともないんですね。
だから、ちゃんと漕げてるかどうかは、実際に長距離を走行しないと分からないです。
しかも、膝の故障パターンは、膝の左右前後と複数あります。
私の場合は、左右と後(膝裏)だったので、その対処法を書きます。
ちなみに、膝故障時の痛みは、まともにペダル漕げないレベルです。
箱根駅伝でブレーキかかって足引きずってる人と同じ状態です。
膝:左右(腸脛靭帯炎)の対処
ペダル漕ぐ時は、膝を真っすぐ上下に動かすといい感じです。
膝上下する際に、膝が内側、外側に傾くと、左右の腱が擦れて炎症します。
原因は「サドルが低すぎる」ことです。
足をちゃんと回すスペースがなくて、膝が内側、外側に折れちゃうんです。
サドル位置直せば大丈夫です。
O脚だ、X脚だと心配する必要はありません。
足の形ではなく、サドル位置だけの問題です。
膝:裏の対処
腸脛靭帯炎の後は、膝裏の痛みに悩みました。
原因としては、足を勢いよく伸ばした際に、膝裏の筋が伸びすぎてしまうからです。
こちらの対処は2点あります。
サドルが高過ぎる
サドルが高過ぎると、ペダルの下の方で足が伸び切ってしまいます。
ペダルから足が離れそうなくらいサドルが高いなら、低くした方がいいです。
下死点で力を入れ過ぎる
こちらは、体の力の入れ方になります。これが乗り方のコツですかね。
スポーツバイク乗らないと経験しないと思いますが、力を入れてペダルを漕ぐと、ペダルが一番下の時に足に力を入れてしまうことがあります。
分かりやすい例だと、スピード出てきた時に、お尻がバウンドしてしまう現象です。
あれは、ペダルが一番下の時に、力入れてしまって立ち上がってる状態です。
一般にはペダルを回すのを阻害する「無駄な力」と言われるのですが、膝裏にもダメージが入ってしまいます。
イメージとしては、ちょっと膝を曲げた状態から、一気に膝を伸ばしている形です。スクワットの後半部分ですかね。
慣れていないとやってしまいがちですが、下死点では力を入れない意識が大事だと思います。
これらに気付いてから、100kmでも膝の故障が無くなりました。
他のパターンもあるらしいですが、私は分かりません。
その他の疲労について
膝さえ無事なら他は我慢できると思いますが、疲労部位を書いてみます。
尻
最初は痛かったです。
特に股ズレがひどくて、パッドとかでもダメでした。
慣れたのか乗り方だったのか、いつの間にかパッド無しでも大丈夫になりました。
手首、腕
スポーツバイクは地面の振動が強く反響します。
なので、腕に力が入ってる場合は手首とか痛くなると思います。
背中、肩
若干前傾になる影響か分かりませんが、この辺も結構痛くなりました。
最後に
膝を傷めない漕ぎ方が出来るなら100kmライドは難しくないと思います。
膝故障すると結構落ち込んだりしますが、意外と原因は単純だったりしますので、諦めないで欲しいと思います。
私は大分落ち込みましたが、結果的には故障するパターンを経験出来たのは良かったと思ってます。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?