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多可町に行ってきた(サイクリング記録)

しばらく長めの距離を走っていなかったので、サイクリングに行ってきました。行ったのは兵庫県の多可町です。地図で兵庫県を縦に走っている道路を見て、このあたりはまだ通っていないので行ってみることにしました。前回100km弱をサイクリングしたときは道がほぼ平坦なのもあり余裕があったので、今回は距離を伸ばして往復130kmくらいのルートを設定しました。

相生市→姫路市→加西市を通り、西脇市の端を一瞬通ってから多可町に到着します。獲得標高は行きが↑300m↓200mだったので、往復で約500mでした。

市街地をよく走ったのであまりスピードは出せませんでしたが、向かい風の中よく頑張ったと思います。走行時間は7時間超で過去最長でした。


リュックに荷物を入れて、8:30頃に出発しました。まずは2号線を通って姫路を目指します。2号線を通って姫路に行くのは初めてでしたが、市街地を走ることになるので道が悪かったり信号で止まったり、少し物足りなかったです。標識に加西市が見え始めた頃からスピードを出せるようになり、快適になりました。

加西市(42km地点)に着いてから、適当な場所で止まっておやつ休憩をしました。加西市を抜けてからは、周りに田んぼや山が増えてきました。緩やかな傾斜の山の裾に、古い家が並んでいる感じが好きだなぁと思いながら景色を眺めました。何度か立ち漕ぎするくらいの坂がありましたが、峠というほどではなかったので問題なく超えました。

3時間20分ほど走り、道の駅「山田錦発祥のまち・多可」に到着しました。道の駅の近くにある杉原川が、これ以上ないくらい澄んでいて綺麗でした。川沿いには桜が並んでおり、もう少しすれば満開の桜並木が見れそうでした。

道の駅では、まずは売店に入ります。普段は旅行に行ってもケチなのでお土産を買うことはほとんどないのですが、気分が乗ったので何か買うことにしました。ぐるっと回って、父には日本酒、母にはお煎餅を買いました。

山田錦せんべいと、日本酒「那珂(なか)の唄」

道の駅の向かいには売店があり、手作りのおにぎりが売っていました。人気なのか、まだ12時過ぎでしたが棚はほとんど空っぽになっていました。鹿そぼろおにぎりと、播州百日どりおにぎりを買い、近くの椅子に座って食べました。快晴の天気の下、優しい味のおにぎりを食べられてハッピーでした。


どこか寄ろうかなと迷ったのですが、体力に余裕があるか分からなかったので直帰します。20kmくらい進んで、飲み物が切れそうだったのでコンビニで補給しました。頭が痛くなったりフラフラしてきて、暑さにやられたのかな?と思ったのですが、おそらくお昼ごはんを食べて眠くなっていただけでした。

姫路に入ると疲れが限界になってきました。市街地で走りにくいのと、向かい風も吹いてきてしんどかったです。余裕がないと思っていたら本当になくなるので、あると思い直します。後から確認してみたら5~7km/hくらいの風が吹いていたようでした。

市街地から少し離れ、最後の休憩をとります。川を眺めながら、水分補給をしておやつを食べました。ここでサイクリング中の唯一の写真を撮りました。スマホで写真を撮るのはテクノロジーに負けているようであまり好きではないのですが、写真があれば思い出になるので難しいところです。

小さい亀4匹、並んで日光浴中

なんとか向かい風を抜け、帰宅しました。ヘトヘトでしたが、これでも130km。大阪→東京を24時間で走りきる方もいるようですが、その距離は500kmなので今回の約4倍。まさに超人です。ところで僕が自転車で走るスピードは道が良ければ20km/hくらいなので、大体マラソン選手と同じくらいです。鍛え上げられた人類の凄さを感じます。


家族が帰ってきて、お土産を渡しました。父からは日焼けしてるねと言われました。そんなはずはないと思って鏡を見てみると、眉の上と鼻が真っ赤になっていました。よく見ると手の甲も焼けていました。そういえばアスファルトがジリジリしていたな(陽炎)と思い出しました。まさか4月のはじめに日焼けするとは思っていませんでしたが、日焼け自己最速記録(?)を喜ぶことにしましょう。

何はともあれ、完走できてよかったです。最後の方は余裕はほとんどありませんでしたが、「物足りなかった」という不満は解決できました、笑。しんどい状況でも心が飲み込まれないように訓練したいです。

「この胡瓜はにがい。」棄てるがいい。「道に茨がある。」避けるがいい。それで充分だ。「なぜこんなものが世の中にあるんだろう」などと加えるな。そんなことをいったら君は自然を究めている人間に笑われるぞ。

マルクス・アウレリウス「自省録」

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