「よくしなかった」話

今日は諸事情あって、朝カフェオレ飲んで豆乳ヨーグルト(無糖)を食べたきり、夜の9時まで水しか飲まない状態で家に着いた。
口から出た言葉が「あーよく食べなかった。」だった。
あってる。あってるけれども何この感じ。
なんかちょっと満足した感ある。
調子に乗って色々「よく」をつけてみる。
「あ〜、よく飲まなかった!」
「はー、よく寝なかった!」
足りないはずなのに、満足している感が出てくるこの不思議。
「あんまり食べなかった」とか
「全然食べなかった」ではなく、
「よく食べなかった」
といったら、我慢して食べずにすませた!えらい!という感じがするからだろうか?
できなかったことを嘆くより、こんなにもできなかったってことを「よく〇〇しなかった」ということによりしなかったことの方が良いことのような錯覚を覚える。
ちょっとしたこつはできなかったといった表現にしないこと。
「よく食べられなかった」→「よく食べなかった」
「よく眠れなかった」→「よく寝なかった」
「よくしゃべれなかった」→「よくしゃべらなかった」
うーん全然違う。前者は完全に辛そうだ。
自分の意思でそれを選んだかのような言い切りが大事である。

というわけで、ちょっと面白かったので、物足りない時ほどこの「よく」をつけるのをしばらく使ってみようと思う。

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