市役所で泣きそうになった人だけ集まってください
こんにちは高井です。タイトルは前回のnoteからとりました。
さて、無職になって早2ヶ月。人生初の休息を噛みしめて、徐々に「すこやかメンタル」を取り戻してきている気がします。ということで、今回はお気持ち整理のnoteです。
無職とすこやかな生活
無職になるまでは「無職の人って一日中家に引きこもってネットサーフィンとかしとるんちゃうの?」と思っていましたが、自分は案外忙しく、そして信じられないことに、そこそこすこやかに暮らしています。
が、この「すこやかさ」もいきなり獲得できたものではないので、自分のために備忘録を書き残しておきます。
食って寝る毎日
2021年11月に「こんな会社もう無理だ!」となり退職。その後1,2週間は、とにかく食べて寝て、のんびり過ごしました(まあ本当は色々やらなきゃいけないことがあったんですけど)。
まずは思いっきり朝寝坊。朝ごはんを食べたら家事を手伝い、あっという間に昼ごはん。食べ終わったら昼寝をして、起きたらNetflixでヒロアカを見ながら洗濯物を畳む。夕方になったら犬の散歩についていき、帰ってきたら入浴。録画したTVを見ながら夕飯を食べて、22:00には寝る。そんな生活を送りました。
普通に太りました
そんなこんなで迎えた年末。クリスマスは恋人と過ごし、年末年始は祖父母宅へ。食べたいときに食べて寝たいときに寝る生活を送った結果、身長157cm 体重50キロ台に突入。人生で一番太りました。まあ運動も頭脳労働もしていないので当然です。
ソファに寝ころびながら「デブの無職か~~本当にヤベエな」としくしく泣き、誰にも見せられない検索履歴だけが残りました。
今までだったらここで自暴自棄になって終わっていたのですが、無職という肩書のおかげか(?)「ここで痩せないと本当にマズイ」という気持ちが生まれて初めて芽生えました。
というのも、勉強や就活と違い、ダイエットはやれば基本的に結果が出るものだからです。しかも無職には言い訳の余地がない。「この状態でダイエットができなかったら、この先も痩せられないかもしれない」という焦りが生まれました。
…が、いつも通り自意識過剰と余計な心配も一緒に芽生えました。例えば以下のような。
・運動なんて続いたことがないから不安
・1日でもやらなかったら投げ出すのではないか
・痩せなかったらどうしよう
・近所の人に見られて「お仕事してないの?」と噂されたら恥ずかしい
・中高大と文化部だったので走り方のフォームがおかしいんじゃないか
気持ちの強い人からすれば「えっ、そんなこと気にしてんの?笑」という内容ですが、私は典型的な根暗なので、このくらいの心配事を一瞬で心に浮かべられます。
ゆるゆるルールはすごい
さて、ではどうしたら「適度な運動」を継続できるか。この「どうしたら目的を達成できるか考えること」が何よりも苦手です。私の人生は「目標を高く設定し過ぎて爆死」の連続なので。そこで、とにかくゆるゆるにルールを定めました。
【無職のゆるゆるダイエットルール】
・1日15分ジョギングする(疲れたら歩いてよし)。
・走る時間帯はいつでもよい。
・帰宅時間が遅い日はやらない。
・雨や雪の日もやらない。
・あすけんアプリを毎日記録する(カロリーオーバーしても気にしない)。
・ただし、どんなにブランクが空いても絶対にやめないこと。
最初は「こんなのルールですらないじゃん…」とも思いましたが、恥も外聞も捨ててゆるいルールを定めたおかげで、いつの間にか(休みつつではありますが)30分くらいジョギングできるようになっていました。あと2週間で1キロ体重が落ちました。わーい!!誤差の範囲内だけどヤッタ~~!!
(ちなみに時間設定や頻度は以下のサイトを参考にしました。)
運動と心の治安
生まれて初めて「適度な運動」を生活に取り入れたのですが、もうこれがマジですごい。ダイエット効果よりもメンタル安定効果の方があるんじゃないか?ってくらいすごかったです。そりゃ運動部にはメンヘラが少ないわけだ(個人談)。
・気が紛れる
何よりのメリットでした。私は心が狭いんで、天才キッズの番組とか、友達が何かの賞を受賞したとか、そういう類で鬱々としてしまうことが多いのですが、そんなときはイヤホンで爆音流しながらジョギングしていました。無心で夜の近所をジョギングすれば大概の鬱トリガーは忘れられます(たぶん)。
・「走ってる自分えらいじゃん」という気持ちになれる
私は成功体験を思い出すのも下手なので、1日1回「自己肯定感を上げるきっかけ」が生まれるのが心地よかったです。べつにサボってもやめなきゃいいワケだし。
・肌の調子がよくなった
毎日7~9時間の睡眠と、1日30分のジョギングを続けた結果、肌荒れが目に見えて減りました。あと口内炎も減りました。やったね。
無職の一日(すこやかver)
ということで、最近は以下のような日々を過ごしています。ほぼ老後です。
無職と家族
両親へ
私がここまでのびのびと暮らせているのは、ひとえに両親のおかげです。無職に居場所を提供し、衣食住を保障してくれることのなんとありがたいことか。ここ1,2ヶ月で本当に身に沁みました。面と向かって言えないのでここに書いておきます。
何より「焦らなくていいから、納得できる場所を探しなさい」と言ってくれたことが一番うれしかったです。自分は煽られるほど焦って投げ出すタイプなので、(内心はイライラもするだろうに)見守ってくれる姿勢には感謝しかありません。本当にありがとう。
犬(いのちのかがやき)
次に感謝したいのが昨年の夏ごろに祖父母宅から引き取ったワン公。本当にかわいい。人懐っこくて、ぬくもりがあって、文句を言わずに愚痴まで聞いてくれる。マジでありがとう。早寝早起きができるのも、散歩が苦にならないのも、あなたのおかげです。健康に長生きしてください。
グレーな日々よ、もうくんな
私は摂食障害になるほど真面目ではないし、適応障害になるほど思慮深くもでもありません。普通に「ただ生きるのが下手なヤツ」です。あ~あ、転職活動でまた荒れるんだろうなあ。そのくらいは予感できます。
それでもやっぱり死ぬのは怖いし、できれば幸せになりたい。気分はなるべく明るくいたいし、鬱々とした日は少なくありたい。自己嫌悪でブーストをかける人生よりも、好奇心と肯定感に包まれた人生を送りたい。と、最近は思っています。
ポジティブの押し付けは御免ですが、前向きであることは悪いことではないはずです。躁鬱の激しい自分がここまで英気を養えたことに感謝して、そろそろ明日からの生活戻ろうと思います。
では、今日はここまで。おわります。
「ほ~ん、なかなかよかったですよ。」と思われた酔狂な方は、以下よりサポートいただけましたら幸いです。気が向いたときだけで十分です。ありがとうございます。