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再任用する?〜定年後の働き方

私は公立高校の教員です。学校も人手不足に悩んでいます。
定年を控えた教員に配布されるパンフレットでは、「人生100年時代!健康寿命とは、心身ともに自立し、健康的に生活できる期間のことです。公立学校では、定年退職後も働くことができる様々な職を用意しております。御自身のライフスタイルに合わせながら、これからも児童・生徒の指導や若手教員の育成等に関わって、是非ご活躍ください。」
と、働き続けることが推奨されています。
働き方は5通りあります。

①再任用フルタイム
 勤務は65歳まで、週5日勤務。仕事内容は
 現役と同じで、給与は月額約37万円。
②再任用短時間勤務
 65歳まで。週31時間勤務。月額28万円弱。
 他の教員の負担になるから管理職は推奨
 していない。
③非常勤教員
 年齢制限なしで、勤務は週当たり4日程度。
 職務内容は、教科指導、若手教員への支援
 中心。給与は月額194、400円。
 教員の定数に含まれないので、週4日勤務
 でも現場の負担にはならない。
④時間講師
 年齢制限なし。週1時間から最大26時間。
 報酬は経験区分により、時間額1880円から
 2860円。職務内容は授業のみ。

⑤ 産休代替
 経験次第で年齢制限なし。週5日勤務 。
 給与は月額227400円から378600円。
 職務内容は現役と同じ。妊娠出産休暇及び
 育児休業期間中にその代替として勤務する
 臨時的任用教職員。

男性教諭は、ほぼ①を選択して65歳まで働くようです。「安い給料で働いてるんだから勘弁してよ〜」と言いながら、頼りになる存在です。女性は人によって様々です。定年を機に完全にリタイアして、介護に専念したり、趣味に生きる人もいます。③を選択して、少し肩の荷を下ろして働き続ける人もいます。フルで働いている人も、そうでない人も、皆イキイキとしています。
65歳まで年金が出ないので、介護等の問題がなければ、完全にリタイヤする人の方が少ないかもしれません。①と②以外は年齢制限がなくなったので、教師もこれからどんどん高齢化が進むのでしょう。

定年後の働き方については、7月までに結論を出す必要があるようです。①〜⑤のうちどれを選ぶのか、またはそれ以外の道を選ぶべきなのか。真剣に考える時がやってきました。

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