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仮想現実で「許し」の夢を見るか

仮想現実ソフト(VR)を使って、亡くした娘と再会した母親の体験についての動画が話題になっている。
7歳で難病のため亡くなってしまった娘の映像に、「もう悲しまないで」と言われた母親は、嬉しかったし、より一層娘への愛情を募らせることができたと語っていた。

動画リンク(韓国語のニュース)です。
https://youtu.be/uflTK8c4w0c

私が読んだカラパイアのまとめ記事です。
http://karapaia.com/archives/52287628.html

見た感じ、インターネットのリアクションは
「感動した。自分もやってみたい」
「興味はある。賛否あってもビジネスになるだろう」
「気持ち悪い。喪失の悲嘆を乗り越える根本的な解決策にはなっていない」と、大きく分かれているようだ。

私個人としては、このサービスは利用したいとは思わないけど、まず「すげー」と思ったし、これで誰かに会いたいと思う人の気持ちは理解できる。
ただ、終末期に携わるいち医師としては、VRサービスを提供する人たちには、夢を見せっぱなしにするのではなく、大切なひとを亡くした方へのケアを、最後までやり通す覚悟があってほしいと思う。

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