笑えるし楽しいけど満たされない

 僕はチェリーピッキングを諦め、他のチェリーファームでシェットの仕事をしている
けど、くるチェリーを見る限りこのファームも長くは持たないと思っていた。
次のファームへの繋ぎ 働けるだけありがたい
そんなことを思っていたら早速二日も休みが入った

 僕日は今一緒に行動する仲間がいる
カナダ人のケイルだ。
彼はまだ19〜20歳なのにも関わらず、要領がよくとても賢い
197cmと大柄で優しくコミュニティケーション能力も高い
行動力もあり22歳の僕より優秀だ

彼と出会った時はエアーでメロンとパプリカのシェットを一緒に働いてた時だ。
僕は英語が話せなかったので、休憩時間は主に日本人と過ごしていたが、
彼は率先して僕たちの輪の中に入ってきてくれたので、日本人グループとすごく仲が良かった。(一緒にパーティーをしたりした)
ケイルはわかりやすい英語で話してくれるし
僕の拙い英語でも理解しようとしてくれるの

シーズンが終わり、僕はマンゴー、彼はスイカで働いたので、あまり関わりはなかったが
そのご偶然タスマニアのnewnofolkのマックで再開した。
僕はその時仕事を探していた。
ピッキングでは生計を立てられないから仕事終わりにジャパレスで働こうと思ったのだ
求人サイトで片っ端に履歴書を送って、さあアイス買って帰ろうと思って注文していたら
声をかけられた。

その時僕は驚き過ぎて人目を憚らず彼とハグをした
なんでここにいるんねん!w

話を聞くと彼はクリスマス後からここでラズベリーで働いていたそうだ。
彼は車を持っていなくて、買い物をしたかったのだが誰も乗せてくれなかったので
仕方なくヒッチハイクと歩きでこのnewnofolkまできたらしい(35km)

凄い行動力

マックで休憩しようと思ったらたまたま僕がいたから声をかけたそう

ケイルと仕事のこととかその後のこととか話していると
どうやらラズベリーももうシーズンが終わりかけているので週で3日しか働けてないそうだ
僕は前に裏切られた会社からたまたまシェットの依頼を受けていたので(ムカついてたからずっとスルーしてた)それに藁をも縋る思い出
働きたいです友達もいるんですけどいいですか?とメッセージを送った(ケイルが全部やってくれた)
そしたらいいよと言われたので早速次の日からその会社の旧工場でキャンプすることになった
この旧工場はキッチンもあり、電気も使ええるが寝る場所が最悪なのと、シャワーが壊れているのでシャワーはキッチンからお湯を汲んで入るシステムだ。
施設費はタダなのだが、僕たちはシャワーが使えないことが嫌すぎて他の施設を探すことにした。
しかし、このシーズンチェリーで働く人に有料キャンプ場を貸したくないらしく
いいフリーキャンプ場もない。(連絡担当は全部ケイルがやってくれた)
聞くとこのファームも後少しで閉まるそうなので僕たちは快適なシャワーを諦めて
旧工場でキャンプすることにした(そこに住んでいた人たちが凄くいい人たちだったこともあって)

旧工場3日目僕たちは休みなので、とりあえず僕はホバートに履歴書を印刷をしに行った(本当はハイキングにいく予定だったが、ケイルが寝坊した)
その後ケイルが給料をもらいに前の仕事場にも取らないといけないそうなので1時間かけて戻った
僕の車にはblutoothスピーカーがついているので、ケイルの携帯で音楽を爆音でかけながら言ったから楽しかった

僕は日本ではほとんど運転をしたことがなかったので、運転は凄く下手だ
だから、ナビや駐車の時はよくアシストしてもらった本当にありがたい
彼は給料から送迎代として50$も僕にくれた(マジでありがたい)
その後僕はサーモンファクトリーに履歴書を提出したかったのでまた一時間かけて工場まで行った(門前払いを食らったが)
そのご日本円を両替したかったのでホバートに行ったのだが、
なぜかオーストラリアの大きな街は大体坂がきつくて交通量が激しく複雑だ
しかも救急車もよく通るのでほんと最悪
一回坂道で渋滞の中救急車が通ってきたのでバックで道を譲るという初心者がやってはいけないムーブをやって事故りそうになった
逆走も仕掛けた
道も間違えた
本当だったらイラついて雰囲気が悪くなる状況でもケイルは優しかった
そして2度と都市には車で行かないと誓った

変えると僕たちの歓迎パーティーか知らないけど飲み会があった。
僕はお酒も好きじゃなく金もなかったから本当は参加したくなかったのだが
キャンプしてる人たちが全員参加することもあり渋々30$払って参加することにした
(全員で5人)

最初は絵描から始まった
最初に白い紙に適当に線をひき、後はそれぞれインスピレーションで思いついたものをそこにかき回していくのだ。

最初にみんなの絵を見たときは驚いた。
こいつらラリてんじゃないの?って思うくらい独特な絵を描く
僕はめっちゃ絵が苦手なので正直恥ずかしかった。
次は10秒くらいで絵を描いてそれを他の人に見せて何を描いているのか絵で表すゲームだった
四回もかき回されるから最終的に変な絵になることが多かった
次は僕が提案したばば抜きだ
以外にも知らない人が多かったので説明するのが大変だったが
凄くウケた
その次も僕が提案した案で(ゲームは紙に描いてランダムで選ばれる)
あっちむいてホイだった。
これも説明が大変だったが、物凄くウケた
後はトランプの絵柄のダービーゲームだったり
頭に乗せたワードを当てるゲームだったり
下を向いて合図が出たら他の人の顔を見てお互い見つめ合ったらビールを飲むだったり
まぁ学生の飲み会で也るやつの海外版だ
みんなとにかく楽しくお酒が飲みたいだけなのだ
ケイルなんて13本(330ml)を一人でごくごく飲んでいた
その中のゲームのうちでnever have ever というゲームがあったのだが
(自分がやったことないやつをやったことがあれば酒を飲む)
みんなコカインをやったことがあったりなど
普通に薬物経験者ばかりだった
けどこれって海外だけじゃなくて普通に日本人でも多い
めっちゃいい人で頼りになって尊敬できる人でもやってたりする

まぁそんなことは置いといて、パーティー自体は凄く楽しかった
みんな英語ができない僕にでもわかるように説明してくれたり
配慮してくれたおかげで凄く馴染めた
ただ僕が今ここにいるのは楽しむためじゃない
お金を稼ぐためにきたのだ楽しんでいる時もそのことが頭から離れなくて
旧にシラフに戻る時もあった。
金もないのに何をやってるんだろうと

僕は小さい男なんだろうが
そんなに窮地でもないのに焦ってると自覚してる
僕が好きな言葉で「負ける時は大きく負けろ」って言葉がある
でかい器を持ってやらないと
ちまちました行動をしたって目先の利益だけだと
まだ日本円も合わせれば耐えられると

自分と葛藤してます