見出し画像

必ず一矢報いてやる

5月15日、51歳にして
20年勤めた会社を辞めて
5月16日、幸いにも
新しい会社に入社できた。

前の会社では
自分の場所を見失っていた。

気を遣い過ぎて
人と話せなかった。

幼い頃から
人に嫌われることに
ある意味恐怖に駆られていたからだ。

それが大人になった今でも
続くとは思わなかった。

鬱は大波小波に乗って
やってくる。

暗く、閉ざされた世界が好きなんだ。

新しい会社は
ハラスメントの目立つ会社だ。

女性の世界にはない
男の男に対するハラスメントだ。
パワハラではない。

それはマウンティングだ。

僕は新しい会社では
最年長になる。

社長は40歳、残る社員は41歳。
自分とはひとまわり離れている。

社長は典型的な俺様タイプで
人の気持ちに寄り添うことなど
考えてなかった。 

だから一気に社員が辞めたのだ。

その代わり夢は語る。

しかしそれは自分の将来の夢であった。

まぁ、そこはいいとしても
社長が口にするなら
みんなの願いをかなえるからな、
くらいには言うもんだ。

IPOを目指そうが何をしようが
あなたの勝手だ。

また、商品のロープレを
やらされたのだが、
まだほぼ何も教えてもらってない
状態だ。

来週から外回りになる。

その前にロープレをみたいという。

困った。

知識も何もない。

何の知識もない状態で
5分ほどのプレゼンをした。

10点

社長はそう言ってのけた。

社員はひとまわり上の俺に
ただゆきさんはゆとり世代
などと言って笑う。

悔しかった。

怒ればいいものを
一緒になって笑ってしまった。

これは向こうの思う壺だ。

やられた。

10点などと良く平気で
団塊ジュニアの俺に
よく言ってくれたな。

返す言葉もなく仕事は終わった。

見てろよ。

俺は忘れないからな。

お前のその蔑んだ笑い顔を。

ワンチームと言いながら
ワンマンチームになってることを
嫌と言うほど教えてやろう。

そんな時
鬱は大波に乗ってやってくる。

しかし怒らせてはいけない。

深く沈むかと思いきや
水面の外に出て
お前の背中を
切り刻んでやろう。

これが自分のモチベーションだ。

普段ビクビクしたように
見えるのかもしれない。

こうなったらマウント、
取ってやるわ。

五十路にもなれば
深い見識も育まれる。

お前のその狭い視野で
後悔するのを
心から笑ってやろう。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?