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あなたは運命だけど100%の相手じゃない

100%の相手っていると思うの。
この世の中に絶対に存在しているの。
私知ってるの。
だって存在しないことを調べるのってとても大変でしょ?
あなたにそれを証明できないでしょ?

世界のどこにいるのか分からないけど
はやく私を見つけてほしい。
すれ違うときにちゃんと声をかけてほしい。
出逢って関係を築いてあなたが私の100%だよって言ってほしい。
理由がなくても会える関係でいてほしい。
もしも2人が正解だと思うなら結婚したい。

今までで出会った人の中で限りなく100%に近い人がいるの。
でも結婚はできない。
あなたは結婚をしたいと思ってる。誰かと。
でも私はまだやりたいことがあってあなたを一番には考えられないわ。
会う時間が長いほどその人のことを好きになると知ってる。
私はそれを実感してる。

会えないときだって想ってる。
だけどあなたがどれだけ私を想ってるかは知らない。
別に知らなくてもいいの。
あなたが私を特別に想ってることは知ってる。
それだけで十分。
順位とか知らなくていい。一番はいらない。
ただ「特別」であれば満足。
私もあなたを特別に想ってるよ。
あなたは知らないと思うけど。
あなたには絶対に言わないけど。

常にあなたを想ってるわけじゃない。
あなたも常に私を想ってるわけじゃない。
会う理由がなくても会える関係性だったら、毎日意識していたかもしれない。
例えば同じクラスとかね。
学校ってそれだけで価値ある。
大学に入ってから、理由がないと約束をしないと会えない人が増えた。
苦手な人と一緒にいなくてもよくなったけど
気になる人に声をかける勇気がなくても、気になる人と接点がなくても
同じ空間に居られる幸せはなくなった。

仕方ないことだったのよ。
私は地方の大学を選んだ。
あなたは東京の大学を選んだ。
それは私の正解だったし、あなたの正解だった。

私も東京に行きたかった時期はあった。
私は機会費用を考えることが多いのだけど
私が東京に行ってたら
大学で出会った人たちが、出会った人たちから影響受けた考えが、
今の私を構成してないって考えたら
やっぱり私の選択は100%正解だったと思う。

あなたが「もし”私と同じ高校”に行ってたら」とか「”私”が東京の大学に行ってたら」とかよく言うけど
もしそうだったら私たちお互い離れずに想いあってたかもしれないけど
もしそうだったら今みたいな関係にもなってないのよ。

私たちの関係性を構成してきたすべての出来事が存在してなかったよ。

中学卒業して4年間連絡とってなくて
成人式で再会して連絡先交換してから
私が海外に行く直前に地元に帰ってきてくれて
朝まで2人で計12時間話すくらいの
仲になれるなんて想像もしてなかった。

分かってる。お互いが特別だって。
運命だって思ってる。こんな関係になれたのは。
あなたのおかげだし、私があなたと連絡取らなかった間に
連絡取り続けてくれた友達のおかげだよ。
論理的なあなたでも私が「偶然とか運命とか信じたい」って言ったときに
真面目な顔で肯定してくれたの嬉しかったよ。
同じ地元で一度も同じクラスにならなかったのに
当時もっと仲のいい友達だってお互い居たのに
今、関係が続いてるなんて運命だよね。

わたしとあなたの関係を形容する言葉を知らないけど、
間違いなく特別で運命で愛おしくて唯一無二だよ。

こんなのまるでラブレターだよね。
だけど絶対にこんなこと本人に言わないの。
だって知ってるから。
あなたは私の100%じゃないって。
未来に期待できないの。

もしあなたが私に結婚を申し込んでくれたらなんて考えるけど
あなたがしたいことと私がしたいことは同じ場所ではできないから
多分そんな未来は訪れない。
あなたが覚悟決めて言ってくれたら迷わずに一緒にいる未来を選ぶのに。
私が振り回す側だということを自覚してるから
あなたを悩ますようなことは死んでも言えないけどね。
だから、私たちが一緒になる未来はないの。

でも少しでも私のこと見ててほしいから
魅力的に思ってもらいたいから
私は私のしたいことを叶えるために行動するし努力するの。
簡単じゃないし、焦るし、泥臭いし、情けないし、悔しいことも多いけど
そんな素振りを見せずに、さも簡単に「できたよ」なんて言うの。
”あなた”にできたところを見てほしいけど
そんなことは言わずに他の人と同じようにあなたにも見せるの。

あなたに対する重さは見せないで
あなたが私をもっと重く想えばいいのにって
呪いになってしまえばいいのにって思ってる
こんなにも想うのは私が生きてきてあなたが一番だよ。
今のところは。

あなたじゃなくていいの。
だってあなたは100%じゃないから。
でもあなたとの思い出は愛おしすぎるからあなたがいいの。
こんな偶然の出来事を生み出したあなたが愛おしいから。
100%じゃないけど100%じゃないからあなたがいいの。
喪失は愛おしいから。いや、これはまた次の話で。
100%が存在すると信じてあなた以外の人を探してる。

私は「”私に会うために”時間を割いて来てくれる」のは
最大の愛だと思ってる。
あなたに限らずだけど。
それをあなたに言ったことはないし
あなたにとってのその行動の重さは分からないけど
私にとっての”愛”である行動をしてくれるのはとてもうれしい。
だからさ、はやく海を越えて会いに来てよ。
絶対楽しいよ。私がいるんだから。
今の私と海外に来れる体験なんて今しかできないんだから。

私の人生がラブストーリーだとカテゴライズされるなら
観客が望むハッピーエンドは
あなたとの結婚だと思う
だってそれが運命的で素敵で理想的で
現実はそんな簡単じゃないと知りながらせめて都合のいいラストに浸りたいから

そんなことを考えながら
時々あなたのインスタを遡りながら
今日も100%の相手を探してる。


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