てふてふさん

イギリス人トランス女性のパートナーとの二人暮らしの記録。結婚から離婚を経て、パートナー…

てふてふさん

イギリス人トランス女性のパートナーとの二人暮らしの記録。結婚から離婚を経て、パートナーとの関係性の変化や今の社会に対して感じること、日々考えていることなどを綴っていきます。

最近の記事

「謝らない」のではなく「謝れない」父

子どもである私に対して、父が謝る姿をあまり見たことがないな〜と気づいたのは、中学生?高校生?くらいの頃だっただろうか。 そう、私の記憶の中では、あまり父に謝られたことがない。明らかに父に非があるような出来事であっても、父は私に対して「ごめんなさい」と言わず、巧妙に言い訳をしたり論点をずらしたりしてうやむやにして流してしまう。 「なんでお父さんは、謝らないんだろう?」とずっと不思議に思っていたけど、父は「謝らない」のではなく、「謝れない」のではないか、と最近は思っている。

    • 「Ms.」へのモヤモヤ

      私は、生まれた時に割り当てられた性は女性、自身の性自認も女性であると自認して、30数年を生きてきた。 自分が女性であることに違和感を持ったことはなかったし、あえてそれを考えようと思ったこともなく、周りの人から自分が女性として扱われることも当然のように受け入れてきた。 でも最近は、社会の中で「あなたは女性だよね」と一方的に判断されることに、違和感を覚えるようになってきた。 以前、職場の飲み会のために、飲食店を利用したときのこと。 事前に電話で予約をした際、予約名を聞かれた

      • はじめに

        ふとした思いつきから、noteを始めてみることにしました。 自己紹介も兼ねて、私とパートナーのことを少し書いてみようと思います。 私は日本に生まれて日本で育ってきました。30代の女性です。 パートナーとの出会いは、私が大学時代にイギリスへ留学したことがきっかけでした。留学から帰国後、今度は彼が日本へ留学に来ました。そこから縁あって付き合うこととなり、社会人になってから結婚をしました。 結婚して2年ほど経った頃、彼から「もしかしたら自分は女性なのかもしれない」と突然のカミン

      「謝らない」のではなく「謝れない」父