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【エッセイ】正直ご近所付き合いは煩わしい

散歩をしていると、いつもはがらんとした公園で子供達が滑り台で遊んでいた。この辺も人が増えたな。

一方で私はご近所付き合いはほとんどしていない。周りの人達はみんなお爺さんお婆さんになってしまったけれど、顔馴染みではある。それでも未だに私の顔を見ても挨拶する人はいない。私が子供の頃から挨拶をしなかったからだろうか。昔は本当に人間が嫌いだったからしょうがないけど、この歳になると周りの爺婆にそっぽを向かれるのが何だか寂しく感じてしまう。かといってその人達と仲良くなれるかといったら無理だ。結局この街にとって自分は蚊帳の外なんだ。

ずっとこの街に住んでいるのに私にはこの街に幼なじみがいない。子供の頃はいたけれど今はもういない。会ったとしても、もう他人だ。この歳になるとみんなそうなるんだろうか。みんな結婚して家庭ができて、周りの人達はそっちのけなんだろうか。それすらも連絡の取りようが無いから分からない。

こうやって過去の事を思い返しても意味はあんまり無いね。センチメンタルな気持ちになるだけ。今いる周りの人達を大事にしつつ、やっぱり自分が綺麗だと感じた事を今後も表現していきたいな。

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