【感想】2021年メディア芸術祭行ってきた
昨日午後三時から見に行ったけど最終日だったからか盛況だった。
メディア芸術祭は文化庁主催の芸術祭で、メディアアートやアニメ、漫画を対象に新規性のある作品やメディアアートに貢献してきた人物や団体を表彰し、観客は実際にそれらの作品を体験できる。どれも素晴らしく、表現というのは現代だからこそ、こんなにも多様になれたのだと感じる。ここでは私が印象に残った作品を紹介する。
日本科学未来館1Fの入口から入ると、いきなり魂を揺さぶってくる映像に出会う。「縛られたプロメテウス」。ALSになった武藤さんの映像とと共に、彼の人生と内面がVR技術によってリンクされていく。「リアリティの本質」がテクノロジーで浮き彫りになっていく。今回は映像しか見れなかったけれど、この作者の作品は自身の身体を使って体験してみたい。
続いて「Sea, See, She - まだ見ぬ君へ」。「音だけで映画を作りたい」という思いがひしひしと伝わってくる作品。「人間は色々な感覚を使って世界を感知している」ことを表現しているかのようだった。
「Bricolage」は絹で培養された心筋細胞が自律的に活動するオートマンを観察するプロジェクト。無機物ではなく有機物、しかも人間の細胞もとうとうメディアアートになってしまった。私達も皆んなメディアアートの一つなのかもしれない。
続いてマンガ部門。私も購入している「三月のライオン」が大賞だった。三月のライオンは表面的な表現だけでなく、登場人物達の心情の描き方が個人的に好きだ。内面を描く事で、それが外面に現れて、その周りの人が「コイツ成長したな。」とその人の表情や行動を見て感じ取るのがわかる。その書き方も独特な雰囲気があって面白い。ちなみに最新巻を読んだら、下記の通り私は爆発してしまった。くそう、何だかんだで彼女ほしい。
アニメーション部門は「映像研には手を出すな」が大賞だが、まだ見れてない。見たいな。
また、優秀賞に「ヴァイオレット・エヴァ・ガーデン」があった。本当に綺麗な絵。
他にも様々な作品があり、もっと堪能したかったが時間が無く諦めることにした。
日本のメディアアートは本当に凄い。世界に誇れると思う。私もこれらの世界観に感化されつつ、何かアウトプットを出していきたい。エッセイでも、小説でも、「これこそ自分だ」と思える物を作りたい。今後も創作活動を楽しんでいきたいと思います。
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