【エッセイ】オンライン英会話始めたらコミュ症になった

三年間程休んでいたオンライン英会話を今日から再開した。これまでエンジニアやってるんだから英語できた方が面白そうな仕事の機会に巡り合えそうという漠然とした理由でナメクジのようなスピードで英語力を伸ばしてきた。入社二年目くらいまではTOEIC対策をしていたが、TOEICの点数も十分取れたところでもういいだろうという思い、これからはスピーキング力をつけたくなった。昔も英会話をやっていたが、TOEICの点数に直接繋がる感じがしなかったこともあり辞めていた。しかし上記の理由と今月までに入会すると一か月分半額になるキャンペーンに釣られてしまった。私は「セール」という言葉に弱い。

いざ、久々の英会話へ。私は予約した時間にログインした。フィリピン人の講師が写った。

先生から自己紹介をする様に促される。久しぶり過ぎて、何を喋ったら良いかいきなり分からなくなりパニックになった。

“a…a…a…”

カオナシも英語になったらこんな感じなんだろうか。私は英語が喋れるカエルを飲み込みたい気分だった。

“I’m tefunamu. I work for software engineering. My hobby’s are …”

趣味。趣味なんだっけ。私は自分を見失っていた。ワタシ…サッキナニシテタ…アニメミタ…アニメ!

“My hobby’s are watching Japanese anime. Thank you for listening.”

よし、何とか言えたぞ。ちょっとしか喋ってないけど。

“Thank you introduce yourself. So, what kind of anime do tou like?”

講師から質問が来る。アニメの種類?意識した事がない。好きなアニメは鬼滅、進撃の巨人、ARIA、ゆるキャン、電脳コイル…。ダメだ、統一性が無い。テキトーに行こう。

“I like damon slayer and attack on titan. I like battle anime.”

ぎこちないが、何とか言えたぞ。一応日本のアニメの英語版タイトルを言ったから知ってたら通じるんじゃないか?

“Are these English anime?”

アニメに疎い講師のようだった。私は答えた。

“Yes”

“OK, tefunamu. You watch English anime.”

自分でも何故Yesと答えたか分からない。講師に間違った知識を植え付けてしまった。

そしてやっと本題に入る。今日使ったテキストは最近のニュースについて書かれていて、それに関連する問題を解いたり議論するものになっていた。こちらは特に問題無く解き、議論も的外れな事は言わずに終了時間となった。

まさか自己紹介がこんなに苦労するとは思わなかった。次はもうちょっと自己紹介の内容を開始前までに考えてから挑もう。

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