見出し画像

つみたてNISAを始める その②    証券口座開設後は商品選び

こんにちは!
桜柄咲いたので友人らとお花見散歩しよ!と企画したのに、
当日雨により中止になって泣いたTeFuです。

まもなく4月。前回の記事から1ヶ月ほど経ちましたが、
口座開設が済んだものの、商品の選び方で行き詰っている方もいると思います。
そこで今日は、開設後に行う投資商品の選び方をお伝えしていきたいと思います。
結論は、初心者の方こそ、長期投資可能な信託報酬の低いインデックスファンドを選ぶべし!です。

株式商品の種類

実際の商品情報を見る前に、そもそも株式投資における商品には、種類と特徴がにどんなものがあるのかを見てみましょう。
ざっくりとわけると以下のようになります。

証券の種類と特徴 株式か債権か


株式
投資家から企業へ出資したことで発行される証券。
会社の成長と共に価値が上昇し、株式の売買利益以外にも配当金による利益(配当金)が入るものもある。
金融商品の中で伸び率が一番高く、約1900年から100年保有していた場合、価値は1000倍に。

債権
国・地方公共団体、企業などが、投資家からの借入目的で発行する証券。
傾向上、株式価格と逆の動きをするため、株価下落時のリスクヘッジとして選ばれることが多い。
金融商品の中で伸び率が二番目に高く、上記の株同様、
1900年から100年保有していた場合、株式ほど伸びないが価値は約100倍に。

発行団体の所属する国による違い

続いて、発行団体がどこにいるかでも分類されます。

国内株式:日本企業の株式
国内債権:日本の国、自治体、企業が発行する債権
海外株式:日本以外の企業の株式
海外債権 日本以外の国、自治体、企業が発行する債権

昨今では、日本はオワコンなんて言われ、海外(特に米国株)の人気が非常に高まっています。
というのも1990年からの日経平均株価が、ほぼ横ばいに対し、
米国株価指数の一つである「S&P500」では約12倍(100万円を30年持っていたら1200万円!)と大きく差がつけられています。
じゃあ、米国株だけ買っておけば良いじゃん!と考えられる方もいますが、
海外の株・債権を買った際に起きやすいデメリットもお伝えしておきます。
【メリット】
・成長性が明るい商品が多い
・優良な投資信託(株式の詰め合わせパック)商品の選択肢が多い
【デメリット】
・先進国、発展途上国といった投資先の国によってリスクが異なるため商品選び時に見極めが必要
・売買時に為替コストが±20%程度の変動が起きる
(為替状況によっては100万円売却すると20万円減ってしまう時も)

運用方針による違い

インデックスファンド
 株価相場全体の状況を示すために作られた指数に沿って、運用されるファンド(投資商品)
 古典的な手法だが、過去100年間にて15年以上の長期投資であれば必ず利益が出ると言われている堅実な投資手法。
 平均年利3~5%程度が一般的と言われているので、資産形成の予測が立てやすく、信託報酬も低コストなものが多い。
【主な指数】
日本:日経225、TOPIXなど
米国:NY Dow、ナスダック、S&P500
EU :ユーロストック、ドイツDAXなど

アクティブファンド
 インデックスファンドような指数ではなく、プロ投資家の経験と勘によって運用されるファンド。
 過去100年の間、インデックスファンドの成績に勝った商品は少ないが、その商品を持っていれば多くの資産を増やせる可能性有。
 商品により成績の幅が大きく、資産形成の予測を立てづらく、
 信託報酬も高コストなものが多い。

インデックスファンドとアクティブファンドの見分け方は、商品詳細ページの運用方針を確認しましょう。
商品名はインデックスとか言ってあっても、実態がアクティブファンドのことが多々あります。

楽天証券 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)基本情報ページより


商品の選び方(4つのポイント)

①運用コストが低い 口座維持・売買手数料だけじゃない

 前回記事でも紹介しましたが、金融商品の購入・保有をした場合、手数料がかかります。
 最近は口座維持、売買手数料が無料の証券会社が増えましたが、
 それでもファンドを保有しているだけで手数料を取られるのは、現時点では避けられません。
 インデックスファンドでは年利3~5%で運用するため、このコストが1~2%取られるだけで、年利の2/3がなくなってしまうことも良くあります。
 そのため信託報酬の低い商品を選ぶことが、商品選びの第一歩となります。

楽天証券 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)手数料・詳細ページより

信託報酬の低い商品は前回記事より、ご参考ください。



②償還日が無制限、または自分の運用期間以上であること

2024年より、つみたてNISAの運用期間が無制限になりますが、
そもそも長期投資ができない、償還日(運用可能期間)が有限の商品があります。
そういった商品は、長期投資には不適格なため、間違えないように確認するようにしましょう。

楽天証券 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)手数料・詳細ページより


③トラッキングエラーが小さいファンド

インデックスファンドのような指数に沿っているファンドの場合、指数との差異が必ず発生します。あくまで目標とするだけなので仕方ないのです。
その差のことを専門用語でトラッキングエラーと言います。
トラッキングエラーは、長く運用すればするほど大きくなりますが、
この数値が大きい場合は、購入前に少し検討してもよいと思います。
S&P500の場合は、3年で4%程度ですね。

楽天証券 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)手数料・詳細ページより


④純資産高が30億以上(目安)のファンド

純資産高は、そのファンドに投資されている資金額、ファンド規模を示します。
考えてみると当たり前ですが、インデックスファンドを買う目的は、福利の力を使って資産を増やすことです。
そして福利の力を最大化するには、資産が大きければ大きいほど強まります。
つまり、純資産高が少ないと福利の力も小さくなってしまうわけです。
また少ないことにより以下のようなデメリットが発生することがあります。
【デメリット】
コストが高くなりやすい
トラッキングエラーが大きくなる
途中で運用中になる可能性が上がる

そして我らが「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」の純資産は18506億円。
超余裕です。

楽天証券 eMAXIS Slim米国株式(S&P500)基本情報ページより

まとめ

少し長くなりましたが、以上がファンド選びで見るポイントになります。
商品数が多いことから、①~④まで見るを見て回るだけで結構大変だと思います。
なので、前回記事で紹介したファンドを目安に、比較いただければと思いますので気張りすぎず探してみてください。
ただし、投資は自己責任です。人に言われたものを理解せずに買うのは止めましょう。

【証券の種類と特徴】
①株式は成長力が凄いが、バランスを見て債権も検討を

②外国株の売買では±20%の変動がある
③ファンドの運用方針は要確認。
  商品名がインデックと書いていても騙されないで

【ファンド選びで見るべき4つのポイント】
①運用コストが低い
②償還日が無制限、または想定運用期間以上であること
③トラッキングエラーが小さいファンド
④純資産高が30億以上(目安)

初期設定がまだの方はこちらも参考に

もし商品選びよりも初期設定でお困りの方は、以下参考動画などから、
必要な設定を済ませて再度記事に戻っていただければと思います。
動画公開時の情報のため異なる場合があります。ご注意ください。
【楽天証券】
参考 【投資家】ぽんちよ 様  楽天証券で積立NISAを始めたら最初に設定すべき5つのこと

【SBI証券】
参考 聞いてわかる投資本要約チャンネル 様
【2023年版】SBI証券の口座開設方法!今のうちにNISAも同時開設【実際の画面を見ながら】


以上、ご拝読ありがとうございました!
次はまた4月の記事で!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?