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第4回:フィールドワーク「見て、聞いて、知る」

Teensムサカツ第4回を実施しました!
助走期間を経て、第3回から本格的に「自分たちに必要な居場所ってなんだろう?」というテーマで議論が始まりました。

▼前回の実施レポートはこちら▼
https://note.com/teens_musakatsu/n/n29db1d2ca7f4

…とはいえ、前回はさまざまな事情で参加できないメンバーが多数。少人数で一先ずのテーマを設定し、迎えた第4回。

今回はテーマごとにフィールドワーク。それぞれの活動の様子を少しだけ紹介します。


Aグループ「中高生世代が交流できる場」

前回は、「友だちと気軽に行ける場が近くにない」「同世代の友だちをつくりたい」などの声が出ました。そこで、市内で中高生世代が集っている場所を実際に見てみようということで、「武蔵野プレイス」と「境南コミセン(コミュニティセンター)」の2ヵ所を見学しに行きました。

実際の「場」を⾒学したことで、「どうしたらもっと⾏きやすくなるか、過ごしやすくなるの か」について、利⽤⽅法や開館⽇などの具体的なことから、場の規模や雰囲気、そこでの過ごし ⽅に関わることまで、中⾼⽣⽬線からはいろんな視点が出てきました。見学後に参加メンバーから出てきた声と次回に向けたキーワードをいくつか紹介します!

「プレイスやコミセンのような場があることをどう広めていくか」
→情報をどう中高生世代に伝える?

「コミセンのようなアットホームな感じは行きやすいと感じた」
→一人ひとりの過ごし方や目的に応じて、多様な場が必要?

「利用の手続きをもう少し簡略化してほしい」
→中高生世代にとっての利用のハードルとは?どうしたら利用しやすくなる?

「いろんな目的の人がいるから騒がしくなることもあるだろう」
→どうしたらお互いに気持ちよく過ごせる?工夫?配慮?決まり?

「プレイスの『みんなの声掲示板』がおもしろかった。やっぱりみんな誰かに話を聞いてほしいのかな」
→学校外での人とのつながり?どんなきっかけや工夫があったらいい?

次回は、出てきた「課題」を深めて、具体的な提言づくりにすすんでいきます!


Bグループ「多世代が交流できる場」

いざフィールドワークへ!と思いきや、多世代が交流できるというワードだけでは分野も広く、常設の施設もなかなかピンとくるものがなかなか見つからない…そんな事情で、このグループは様々な手法で交流するキッカケを生む活動をしている方をお招きしました。

TeensTownむさしの」の神村さん、「ぷらっと吉祥寺」の中村さん、「greenbird」の谷村さん、3名のゲストスピーカーから活動紹介をしていただいたのちに、座談会形式で参加者みんなが感じるモヤモヤや話したいテーマから徐々に「多世代交流」に関する話題へ。

大人と出会って、話をして、進路を考える材料になるような場が欲しいという人、子どもが好きだけど、小さい子と出会ってお世話をする機会が無いと話す人、大人と対等に社会問題について語りたい人…etc、色々な方向に話は広がっていきました。

「自分たちが」欲しい場を考える上で、大人の関与やサポートはどれくらい必要なんだろう?

自分たちで「場」の運営はできるのかな??

そんな話も出始めたところで、残念ながら今回のムサカツは時間切れ。思いの外、大所帯となったBグループ、活気のあるしゃべり場にはなってきたものの、どんなゴールに向かっていくのかまだまだ予想がつきません笑


Cグループ「スポーツ・運動できる場」

Cグループは、実際にスポーツ、運動をしている場を見学し、自分たちの願いを実現できる方法を模索するため、武蔵野総合体育館の見学に出かけました。
今回の見学ではこれまでほとんどの参加者(スタッフも)が見る機会のなかった弓道場も見学しました。メンバーたちは弓を射る場面を食い入るように見ていました。

また、職員さんからは「ストリートスポーツ広場」ができた経緯についても説明してもらいました。この「ストリートスポーツ広場」はスケボーやBMXができる施設で多くの子どもや若者が利用していますが、市民から作って欲しいという手紙がきっかけとなって作られたと説明してくれました。自分たちの思いや願いを届けていこうとしているメンバーたちにとっては見本ともなるような事例で勇気をもらったのではないでしょうか。
フィールドワーク終えて、会場に戻ってからは感想を交流し、どんな場が欲しいのか改めて自分たちの願いを出し合いました。

「利便性を考えたら駅から近い方がいい」、「地下だったら騒音問題も解決するのではないか」、「駅前の道を歩行者天国にして、そこにバスケットボールを置いたらいいのではないか」などなど、今後が楽しみになる意見がたくさん出ていました。


それぞれ見学や議論を終えて、今後の方向性が見えてきたような、まだまだ模索中のような…

次回第5回は最終回に向けて、それぞれのグループが市政への提案やアクションプランを作っていきます。8月に始まったTeensムサカツ2023も終盤戦。

残念ながら次回の実施まで約2ヶ月開いてしまうため、今回の議論がスムーズに繋がってくれるのか、不安は多いですが今年のムサカツが「やり切った」経験に、そして少しでも社会が変わる手応えを感じて終わってもらえるように運営チームも踏ん張りどころです!!

Teensムサカツ2023 運営事務局