11月・青木真也vsエドゥアルド・フォラヤン

ジャパニーズ・プロディジー=日本の鬼才、青木真也選手が久々のONE Championshipライト級タイトル防衛戦決定、というニュースを見たのは1ヶ月くらい前だったか。対戦相手の名前がピンと来なかったのでそれ以上情報を追いかけず。11月11日、挑戦者の地元フィリピンでの興行らしい。
今日ツイッターでたまたまシェアされていた英字サイト「Rappler」にタイトルマッチのことが書かれていたので、ちょっと読んでみた。青木選手が両手を広げ舌を出している写真と、記事サブタイトル「青木はフォラヤンの武術散打を大したことないと思ってるー俺も同じくらいスタンド打撃についてはわかってるぜ(意訳)」が目を引いた。

http://www.rappler.com/sports/by-sport/other-sports/146901-shinya-aoki-brushes-off-folayang-stand-up-arsenal?utm_source=twitter&utm_medium=referral

対戦相手はエドゥアルド・フォラヤンというフィリピン人の武術散打遣いらしい。さっそくYouTubeで最新動画2つを拾ってみた。散打というとカン・リーみたいなファイターを想像したけど、そこまで蹴り一辺倒でもなかった。

8月のvsエイドリアン・パン戦
https://www.youtube.com/watch?v=9ZqXvj2eMB0

1月のvs山田哲也戦
https://www.youtube.com/watch?v=zq7paffrP20

まぁ、グランドに行ったら早いんだろうな、ってことはわかった。
話はかなり飛びますが、最近UFCライトへヴィー級王者ダニエル・コーミエがvsアンソニー・ジョンソンの可能性が高まる中で「俺は得意のレスリングを封印してスタンドの打撃だけで勝負してやるぜ」と豪語しましたが、自分は間逆の戦法が大好きです。

昔PRIDEでフィル・バローニvs西島洋介が組まれた時、ボクサー西島相手だからバローニは打撃で勝負するのかと思いきや、開始早々タックルでテイクダウンして、グランド支配して最後はチキンウイングアームロックであっさり一本勝ち。PRIDEヲタ的価値観からすると「バローニ空気読めよ!」かもしれないが、地元米国開催だし、一番勝利の確率が高い戦法を取って当然でしょう。

なので青木vsフォラヤンは、やはり青木選手らしく、TD警戒心MAXのフォラヤンからテイクダウンをとって横綱相撲、これがプランAでしょう。
ただし試合は何が起こるかわからないし、マイク・タイソンvsジェイムズ・ダグラス、レベルがだいぶ下がりますがロンダ・ラウジーvsホリー・ホルムみたいなこともあり得るので、下馬評が低い対戦相手の時こそ王者は戦いにくいのでは?とも思ったり。

ところでまた話は飛びますが、フォラヤンの2つ前の試合、山田哲也選手なんですね。日本語Wikiだと数年前で戦績の更新が止まってしまっていて、sherdogのFightFiderでチェックしたら、スーパー高校生として輝かしく檜舞台に上がったあの「戦極」ではわずか2戦で、しかも2敗だったんですね。その後はほぼZstオンリーで、フォラヤン戦が海外プロモーションでの初試合だったようで。もうちょっと突き抜けて欲しかったですね。

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