灯
私はあと1年未満で１０代が終わる。 きっと２０歳になる頃にはわすれてしまう全てを、此処に書き記しておきたいのです。 １９歳の備忘録。
そのときに一番最適な答えを出す。 夜中にラーメンを食べたくなったけど、太るし浮腫むので我慢して歯を磨く。 なんだかバイトに行きたくないけど、重い腰を上げて出稼ぎに行く。 授業がつまらないのでスマホを触りたいけど、鞄にしまって授業を聴く。 これが容易にできれば、毎日 ”苦” なんてないもので。 中学のとき、部活の顧問が私たちに言った。 「迷ったら、面倒臭い方を選びなさい。」 当時は右から左に聞き流していたが、大人に近づくにつれこの言葉が核心をついていることに気づく
高校一年生のとき、陸上部の先輩を好きになりました その頃、初めてコロンなるものを父に買って頂きました オハナマハロのマリエマヒナというオーデコロンでした 高校二年生のとき、初めて恋愛における別れというものを経験しました その頃丁度、あのコロンが切れました 高校二年生の夏、同じクラスの男の子を好きになりました その頃、都会の女子高生が好んでいるというコロンを買いました SHIROのsavonでした 秋、あっけなくその男の子とは終わり、後輩のサッカー部の男の子を好
しないほうがいいけどやりたいこと。 睡眠の質がわるくなるけど寝る前にコーヒーを飲む。 痩せたいけどチョコレートを１日一箱たべる。 お金はないけどひとりで回転寿司を食べにいく。 健康に悪いけどなんとなくタバコを吸う。 今日は家でひとりでいたいのでバイトをずる休みする。 どれも未来の自分を可愛く思うなら、しないほうがいいこと。 でも、今の自分にとってはこれが幸せなのです。
真夜中ドライブに連れて行ってくれる男性が好きです 待ち合わせ前にスターバックスを買っておいてくれる男性が好きです 目的地を決めておいてくれる男性が好きです 家の目の前まで送ってくれる男性が好きだし、道路から見下ろしたときまだ出発していないと私は安心して眠れます また、私に気づいてブレーキランプを５回点滅させる男性が今この時代にもいるならば、 ぜひ結婚していただきたい
眠る前 色々なことをだらだらと考えながらいつの間にか夢の中、というのが私のスタイルである 今夜は、私の特別好きな映画をふと思い出して 主題歌は何だったっけかとスマートフォンに手を伸ばしかけたけど 大人しく布団の中に引っ込めて腹の上に落ち着かせた 今夜はあの映画にぴったりの主題歌を、自分の脳内プレイリストから探しながら眠ろう なんて思っている間に あぁ 思い出してしまった もうあの曲以外、ぴったりな曲を思いつけない
大学生になると、私たちは大人同然である。 法律などを守る重要度が大いに高まる。 お酒と煙草はハタチから。 いいえ、お酒と煙草はハタチまでです。 20歳になって、やっとこさお酒を飲むとしましょう きっと私は大人の癖になんとまあ子供のように暴れるということは分かります そんなはしたないこと、ハタチを超えてできましょうか。 20歳になって、ようやく煙草を吸い始めるとしましょう きっと私は、粋なふりをして友人との食事の途中に「ちょっと失礼」などと言って喫煙所へ向かうの
