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久し振りの和装(前半)

今日は我が家にお友達が2人遊びに来る。しかも和装で。1人は着付け師であり私の着付けの先生。もう1人は元同僚で同じく着付け師の門下生。

月初めにも和装でランチをと都心のレストランで3人集まったのだが大雨のため私は断念して洋装で向かった。流石に着付け師は雨にも負けず可愛らしい和装で登場。

本日はそのリベンジ。まだ梅雨真っ只中で空は怪しいが、私はホームグラウンドなので天候関係なしに和装で客人を迎える所存。

10年ほど前に突然和服にハマった時期があった。久しぶりに浴衣でも着てみようかと思い、いざ着ようとして帯の結び方を忘れている事に気付いた。友達にそんな話をしたら、着付けを教えている友達がいるから彼女に単発でレッスンを受けたらどうかとススメられた。それが本日登場する着付け師。彼女については後半に詳しく書く。

着付け師に浴衣の着方と半幅帯の結び方のおさらいをしてもらい、彼女が主催する「浴衣でランチ女子会」に参加して、俄然和装に対する気持ちに火がついた。

以前も一度着付けを習ったことはあったのだが、当時は自分の和服姿が気に入らず長続きしなかった。自分の中でイメージしている和服姿は竹久夢二の描く女性だったのに丸顔でぽっちゃり体型がピークに達していた20代の私の着物姿は夢二というより、悲しいかな、岸田劉生の麗子像に近いものがあった。

さて、それから20年以上経った自分の浴衣姿を鏡に映してみるとあら不思議、ちょびっとは夢二に近づいたかもと思えた。

よくよく街で見かける和服姿の女性を観察してみると若い女性より断然中年以上の女性の方が和服が似合っていると思えた。もちろん個人差はあるがご高齢であればあるほど和服姿のカッコ良さも上がるような気がする。よし!私も和服姿のカッコいい婆さんを目指そうと心に決めた。

それからはせっせと着付け師のレッスンを受けて、自己練も重ね、なんとか自分で着れるようになった。一時期はなんの特別な予定もないのに和服で出勤する事もあった。一番頻繁に着ていた頃は鏡がなくても着れるくらいまで上達した。

しかし、ここ4、5年は海外を転々として着物を着る機会がほとんどなかった。帯の結び方もすっかり忘れてしまったので昨日はYouTubeで名古屋帯の結び方ビデオを見ながら何度も何度も納得行くまで練習した。

いよいよ本番。ちゃんと着れるだろうか。
着付け師に「なんですか、この着付けは?!」と注意されませんように。

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