ただのバンドマンがスタートアップ企業のプロダクトマネージャーになったお話し。
はじめまして。MiddleField株式会社のプロダクトマネージャー、Tです。
「いやいや、アカウントの名前、【Tee】になってるやん」
と思った方、鋭いですね。(?)
Teeというのは、バンド「Chapman」のドラマーとしてのステージネーム。
そうです。僕はスタートアップ企業のPMを務めつつ、超ガチでバンド活動をやっているんです!
なぜバンドマンがスタートアップ企業でPMをやっているのか?
今日はそんなことを綴ってみたいと思います。いわゆる自己紹介です。
※なんだか長くなりそうなので、適当に斜め読みしてくださいw
どうしてバンドマンがスタートアップ企業のPMをやっているの?
そもそも僕は高校卒業後、音楽の専門学校に進学し、4年間真剣に音楽を学んでいました。
卒業後はその専門学校でアシスタントの仕事をしつつ、有名アーティストのサポートをするようなドラマーの弟子を務め、自分自身もスタジオミュージシャンとして様々なアーティストのサポートをすることで生計を立てていました。(スーパーの品出しっていうアルバイトもしてたけどね!!!!)
某アイドルのライヴにて。
※スタジオミュージシャンとは、ソロアーティストやヴォーカルグループ、ダンスグループ、特定のパートがいないバンドやグループにお呼ばれし、録音やライブなどで演奏するミュージシャンのこと。分かりやすく言えば、椎名林檎さんの後ろで楽器を演奏している人たちはみんなスタジオミュージシャンに分類されます。(セッションミュージシャンみたいな言い方もあるかも?)
そんな活動をしていた僕ですが、ある時突然思ったんです。本当に突然。
「このまま社会人ってやつを経験しないままオジサンになっちまうのって人生として良いのか・・・!?」
別に、そのままスタジオミュージシャンとしての人生を極めたって良かったんです。
ミュージシャンあるあるだとは思いますが、その頃の僕は腐りかけてたワケですよ。
「全然うまく行かねぇ」
「アイツより自分の方が上手いのになんでアイツの方が良い仕事してんだ」
「自分には小さい仕事しか来ない・・・」
プライドや嫉妬心、その他そういう感情に苛まれ、クソみたいな日々を過ごしていたんです。
なんやかんや理由を付けてサボっていただけ。
やれない理由を並べていただけ。
超カッコ悪いですね。笑
そんな自分を変えるために、一旦社会人を経験しようと思ったのです。
MiddleFieldとの出会い
今僕が務めている会社、「MiddleField株式会社(https://middlefield.co.jp)」は、クルマを最高のエンターテイメントにする為に存在する会社で、この世界に散り散りになっている情報をITの力で一か所に集め発信し、世界中にクルマ好きを増やすことをミッションとしています。
音楽の話しから突然クルマの話になりそうですが・・・笑
僕はもともとクルマが好きで、音楽を仕事にしていたころもテレビでレースを観戦したり、クルマ漫画で一番有名であろうイニシャルDを見たりしていました。
もちろん、弊社が運営しているウェブメディア【Motorz】の記事を、当時僕は1ユーザーとして楽しんでいました。
「社会人を経験しよう」
と思い色々な求人を見ていた僕でしたが、たまたまFacebookで見つけちゃったんですね。【Motorz】の求人記事を。
そして、なんとな~~く面接を受けるわけです。
当時は秋葉原の超狭いマンションの一室みたいなオフィスで5人くらいの社員と3人くらいのライターさんがいるくらい。
へぇ~こんな小さい会社なんだ~~とも思わないくらいに、僕は会社という物がよく分からなかったですwww
これが、2017年1月末のお話です。
オフィス移転直前かな?この頃は社員もバイトも少し増え、パンパンで酸素が薄かったですww
モタガレ立ち上げとチームリーダーになるまで
アルバイトとしてジョインしてから10ヵ月くらい、2017年の年末までは、現在のメイン事業である【モタガレ】というカー用品を販売するECサイトの立ち上げに向けた、データ入力や、SEO記事のライティングをDBチームの一員として行うのが僕の主な仕事でした。
入力したデータがどうなるのか、SEOって何なのか、そんなことを一つ一つ理解しながら進めて行き、超イケイケCOOの片岡(こんな書き方したら怒られそうだな...)から直接色々と学んだことで、音楽でうまく行かなかった理由が少しずつ分かっていくわけです。
あ~~サボってただけだな。
そう。前述の通り、やれない理由を並べてやり切らなかっただけなんです。
「人生、やるか超やるかの二択しか無い」
これは、COO片岡から教わった大切な言葉。僕のモットーになっている言葉です。
そこから意識が少し変わった僕は、「超やる」選択をし、どんどんいい仕事が舞い込んでくるようになりました。
憧れのミュージシャンとのツアー、某有名男性アイドル事務所のお仕事。
順調に進んでいく中で2017年12月、COO片岡からオファーを受けました。
「Tさ、来年からDBチームのリーダーやりなよ。まぁやりながらでも音楽も続けられるっしょ。」
その頃の僕は、もうMiddleField Love!な人間になっていたので、このオファーに対し二つ返事でOKを出すわけですね。笑
とにかく、初めて会社という物で働いている中で、初めて何かを任されようとしている瞬間が嬉しかったんです。
音楽も上手く行き始めていましたが、ここで僕はMiddleFieldで仕事をすることを「超やる」と選択したのです。音楽は一旦休止することにしました。
リーダーからPMになるまで
2018年の1月から、DBチームのリーダーとしてチームを率いる立場になりました。
1人の部下と5人くらいのアルバイトを従えて、商品ページの充実やSEO記事の量産を行いました。
バイト時代は先輩が教えてくれていましたが、リーダーになってからは右も左も分からず...とりあえず先輩がやっていたことをやるだけになってしまっていて、進みも悪く怒られることも多々ありました。
ここでも「超やる」を体現し、朝は誰よりも早くオフィスに行き勉強、夕方はセミナーに参加し、夜オフィスに戻りまた仕事、休日も勉強と仕事に明け暮れていました。
会社が用意してくれたリーダー研修もあり、「リーダーってこういうことだよ」というのを学ばせてもらったりもしました。
そんなこんなで、2018年9月に経営陣に呼ばれ、ついにオファーを貰うのです。
「T、次のクオーターからPMな」
ひゃ~~~~ついに!PM!!!!
もちろんここでも、PMとして「超やる」ことを選択しました。
PMって何なの。そしてバンドマンとしての復活
PMになった僕でしたが、ハッキリ言って全然うまく行きませんでした。
PMってものが何なのかも分からない。
どうやって会社に貢献したら良いのかも分からない。
9月にPMになってから年末にかけて、悩みに悩み、インプットしても分からない、本当に迷路に迷い込んだような3か月を過ごしました。
そんな感じで仕事が上手く行かなくなると今度はやっぱりこう思うんですよね。
「音楽やりてぇぇ....」
笑
一度諦めた音楽でしたが、10年以上続けてきたことですからね、簡単に辞められるわけが無いっていう話しです。笑
そこで運命的な出会いを果たすのです。
Chapmanとの出会い
2018年12月、会社が開いたパーティーがありました。創立記念パーティーです。
この場にたまたま来ていたのが、Chapmanのヴォーカル、Neggy(https://note.mu/neggy)
Neggyも音楽やっているんだよ~という感じで紹介され、話している間に意気投合・・・
しかも聞くところによると、Chapmanはドラマーが居なくて困っていると!
でもまぁ、正直最初は全然興味なくて。笑
Neggyはミュージシャンとしての経験も少ないし、音楽を仕事にしていた僕からしたら物足りなかったんですww(こちらの番組でも語りましたwhttps://youtu.be/edLuFiNp4pQ)
でも、Chapmanの音源を聴いたらもう、僕好み過ぎて・・・
そこから年始に掛けて、Chapmanに入れてくれって猛アピールしましたねぇ・・・笑
Neggyと撮った写真、まともなの1枚も無いや。笑
Chapman加入とPMとしての悩み
Chapmanに加入(正確にいうと、最初はサポートだった)してから、バンドはかなり上り調子だったし、PMで居て良いのかとても悩みました。
Chapmanも大事だし、MiddleFieldも大事だし。
二股、浮気・・・そんなことをしているような気分になってしまっていたのです。
そんな気持ちで仕事していたものだから、当然結果も出ません。
そこで僕は、COO片岡に相談するわけです。
「どうしたら良いですかね。PMやってて良いんですかね。もう分かんねぇっす。」
「T、お前はそんな奴じゃないだろ。どっちもやればいいじゃん。やるか超やるか、だよ。」
うぉぉぉぉぉぉ来ました「やるか超やるか」!!!!
「Tがバンドで成功するのが一番の望みだよ。それが一番嬉しいこと。だけど、PMから逃げちゃだめだ。これをやり切ったら、絶対バンドも上手く行くよ。」
一件矛盾しているように思えるでしょ。
だけどね、本当にそうなんですよ。
これ以降の僕は、月~金は変らずオフィス付近のカフェに行き勉強、夜帰ってからはバンドの作業、土日はバンドのリハーサルやライヴや制作・・・
と、全てを「超やる」選択をしました。
その結果、MiddleFieldではマーケティングを任され学びながら行動し、「PMとは?」という事も少しだけ理解しはじめ、仕事がまた超楽しくなりました。
バンドは、ツタロックフェスティバル2019出演、サマーソニック2019出演と超大きなフェスに出れたり、来る10/14には主催ライブの開催が決定しました!
サマソニ会場入り直後に撮った写真。
サマソニのステージから。リハーサルが始まるのを待っています。
3月のツタロックフェスにて。
人生、やるか超やるか
長くなりましたが、ここまでが僕がPMになり、バンドと両立を始めるまでのストーリーです。
このストーリーが今後どうなっていくか、僕自身とても楽しみにしています。
「人生、やるか超やるかの二択しか無い」
今後もこの言葉を胸に、全部超やって結果を残していきます!
あ、10/14のChapman初主催ライヴのチケット予約、承っていますw
以下のGoogleフォームよりどうぞ!!
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