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TEDxKeioU2023"Inter-Change"について

 こんにちは!TEDxKeioU実行委員会にてPR manager(兼Partner director)を務めております、慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻2年の小出です。

 今回からは、2023年6月に行われたTEDxKeioU2023"Inter-Change"についてご紹介します!



開催概要


日時:2023年6月18日(日)
場所:慶應義塾日吉キャンパス協生館 藤原洋記念ホールhttps://www.kcc.keio.ac.jp/hall/index.html
規模:慶應義塾大学・大学院生100名

09:30 開場
10:00   Section1
11:20   Workshop1
13:30   Section2
14:50   Workshop2
15:40   Section3
16:30   ネットワーキングタイム
17:30   終了

 当日は梅雨の時期でしたが、幸いなことに晴天に恵まれ、イベントを迎えることができました☀️ 藤原洋記念ホールは、大型スクリーン、高品質な音響設備、美しい客席など、非常に整備された環境でした。




Talks

 まずは、TEDxKeioUの特筆すべき要素である「Talks」についてご紹介いたします。本イベントのTalksは、3つのSectionから成り立っており、オーディエンスの皆様に"Change"を促す重要な要素となっております🌟

 Talksを通じて、本イベントのテーマである"Inter-Change"を達成していただけるよう、各Sectionに以下のような独自のテーマが設定されております!👇

Section1「まだ見ぬ世界に触れる」
Section2「自己について考える」
Section3「自己を変化させる」

 さらに、各Sectionにふさわしい10名の登壇者様をお招きし、彼らのTalksを通じて、これらのテーマを探求しました✨ それでは、各担当者が、登壇者様のご紹介と各Talksの内容について詳しく説明いたします!


ーーTalks Section1「まだ見ぬ世界に触れる」


 Section1では、オーディエンスの皆様がまだ見ぬ世界に触れることを目指しました🌍✨4名の登壇者様が、新しい知識の扉を開けることへの好奇心を掻き立ててくださいました💭


藤山慶人氏(私立佼成学園高等学校3年)
 中学時代ザリガニの解剖中に胃石を発見し、さらに研究を続けた結果、外来種問題に興味を持った。根本的な原因は人間と自然の関わりが弱くなっていることだと考え、その危機意識の共有とジビエの普及による解決策を説いた。


大澤博隆氏(慶應義塾大学理工学部管理工学科准教授)
人間とエージェント(人間らしいロボット)との関係性についての学問であるHAI研究の中で、目線を動かしてくれるメガネや小学生向け読み聞かせロボットなどの斬新な研究を紹介。「他者は設計できる」という新しい概念を示し、未来の社会の可能性を見せた。



下里夢美氏(特定非営利活動法人 Alazi Dream Project 代表理事)
 "社会を変える"には使命感や挑戦力は必要ない。夢中になれることを見つけ、それを発信し、仲間を集め、共感を呼び起こすことが鍵であると述べた。そして、チェンジメーカーと出会い、社会の常識を変えることで、自分の変えたい社会を実現できることを説いた。


関野吉晴氏(探検家、人類学者、医師、武蔵野美術大学名誉教授)
 50年前の南米アマゾン未探検地域を訪れ、先住民と交流を持ち、彼らの自然と調和した彼らの持続可能な生活スタイルに驚いた。そして、持続可能な社会を築く上で、人間の欲望がその脅威であると考え、人間を地球上の害獣とみなし、「ほどほどに」という持続可能でエシカルな価値観を重要性を説いた。


ーーTalks Section2「自己について考える」


 Section2では、オーディエンスの皆様が自己について考えることを目的としました👤💭これからを生きる上での糧となるような理論、思考法を、4名の登壇者様に提供していただきました!


Dr. Capital氏(University of Southern California音楽教授、シンガーソングライター、ギタリスト)
 聞く人びとを惹きつける優れた音楽の裏に隠された「没入させる音の魔法」の数々。音楽への没入を彼は"Song Diving"と表現し、生のギターパフォーマンスにより分かりやすく楽しく、聴衆を音楽の探求の旅へといざなった。



橋本美穂氏(会議通訳者)
 通訳の仕事を通じて、言葉だけでなく、感情や文化も伝える難しさを経験。近年AIが台頭し、自動翻訳の発展が進む中でも、意思の伝達こそが人間の最大の武器であることを説いた。



SHELLY氏(タレント)
 性教育をライフワークとし、YouTubeチャンネル「SHELLYのお風呂場」を通じて若い世代向けに性教育情報を提供している。性的同意の重要性や性被害についての誤った忠告、被害者に対する感情に触れ、健全なパートナー選択コミュニケーションの必要性を強調した。


金城隆展氏(琉球大学病院 地域・国際医療部 臨床倫理士)
 哲学者として病院での職務を通じて、生き方についての問いかけから物語の力を強調。物語他者との共同著作であり、前向きに生きるための力を与えるものであると述べた。そして、母の死や山での経験を通じて喪失に立ち向かう力を見出し、最終的に、物語は死後も存在し、人生の価値は続くことを強調した。



ーーTalks Section3「自己を変化させる」

 Section3では、"Inter-Change"の最終目標である「自己の変化」を達成達成することを目指しました🛣 Section2で様々な生きるメソッドを手にしたオーディエンスの皆様が一歩を踏み出すための力を、最も個性的な2名の登壇者様に与えていただきました🕺🎨


ケント・モリ氏(ダンスアーティスト、振付師、ARアーティスト)
 マイケル・ジャクソンとの出会いによって人生が大きく変わった自身の経験をもとに、常に夢を見続け、全身全霊をかけて一分一秒を生きることの大切さ、そして意識次第で人生はいかようにも変わることを説いた。



富安健一郎氏(コンセプトアーティスト)
 コンセプト・アーティストとして、コンセプトをビジュアル化することを仕事にしている富安氏。自分の人生で大切にしたいことを「コンセプト」と定義し、それを自由に空想し独自のコンセプトアートを創ることが人生を豊かにする鍵であると説いた。




Workshop

 Talksはもちろんのこと、WorkshopもTEDxKeioUを構成する重要な要素です🗣 今回は、Section1の後にWorkshop1が、Section2の後にWorkshop2が開催されました!

Workshop1 "Humans vs. AI"

 ここでは、馴染みのない社会問題を取り上げ、グループでそれに対しての解決策を考えていただきました💭今回はChatGPTを利用し、データの収集を行い、それに対する解決策を考案しました。

 さらに、ChatGPTからも解決策を出し、各々のグループの問題への解決策について、どちらが生成AI、人間かについて考察しました👫🤖馴染みのない社会問題に対して、どのような解決策の違いがあったのでしょうか…?

 52%
 これは、最終的にChatGPTが提案した解決策と人間が考えた解決策を並べ、人間が考えた解決策がどちらかについての正答率です🤔💭結果発表の前に参加者の皆様に聞いた正答率予想は7割以上でしたが、結果は約半数となりました!
 この結果を通じて、現代のテクノロジーを活用し、Talksで学んだ問題解決のスキルを実際に応用する貴重な機会となったのではないでしょうか。


Workshop2 "What's your life concept?"


 「コンセプト」という言葉は、突然耳にしたとしても、その抽象性からすぐに理解することは困難です。そこで、このWorkshopでは、各自の内面に眠るコンセプトを見つけるために、自己分析から始めました!

①憧れる人
②自分に大きな影響を与えた人
③今の社会に足りないと感じること
④最も伝えやすいこと、伝えづらいこと


 これら4点を参加者の皆様に各自で書き出していただき、意見交換を行いました!その後、4点に共通するものを見つけ出し、それを表現する1つの単語を参加者の人生のコンセプトとして導きました💭


 自己分析を共有することで、お互いの内面に目を向け、生い立ちや目標を考え直す機会になったのではないのでしょうか。

 また、今回人生のコンセプトを書き出す際に用いた紙は、トーク前に撮影したチェキの裏側でした📷イベント後もこのチェキを通じて、参加者に人生のコンセプトやTEDxKeioUでの体験を一瞬でも思い出していただければ幸いです❤️‍🔥




ネットワーキングタイム

 閉会後には、登壇者や協賛企業の方、そして一日を共にした参加者同士が交流できる場を設けました!

 閉会後も異なるバックグラウンドを持つ方々と交流することで、新たな価値観と出会う機会となりました。登壇者に興味を持った参加者同士が集まり、共通の目標を共有したり、参加者同士のコミュニティも広がっていました!

 ステージ上での緊張感のある雰囲気と一転して、同じ目線で直接話すことにより、Talksを一層身近に感じ、興味を抱いた参加者が多かったように感じます。

 この時間が、参加者にとって、"Inter-Change"を深める良い機会になっていると幸いです💭✨🌈




協賛企業


 本イベントは、以下の企業のご支援により開催することができました。ご協力いただいた協賛企業の皆様に、心より感謝申し上げます。(敬称は省略させていただきます)

Diamond partners


・楽天グループ株式会社
・株式会社FIXER

Gold partner


・Shakr株式会社

Silver partners


・NINJAPAN株式会社
・CPAエクセレントパートナーズ
・株式会社電通国際情報サービス
・株式会社博報堂テクノロジーズ
・PwCコンサルティング合同会社
・モビルス株式会社
・UiPath株式会社

In-Kind partners


・株式会社サイエンスアーツ
・株式会社シーマ
・Peatix Japan合同会社
・稲葉ピーナツ株式会社

後援


・慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科
・慶應義塾大学AI高度プログラミングコンソーシアム
・マーヴェリック株式会社




 以上で、TEDxKeioU2023"Inter-Change"の開催概要のご紹介を終えさせていただきます!最後までお読みいただき、ありがとうございます☺️🙌🏻

 今回は、このイベントを通じて、新しい視点を開拓し、共感と変化の機会を提供させてきただきました🌟今後のTEDxKeioUイベントにもご期待ください!


編集者:小出莉実
編集日:2023年9月13日



TEDxKeioU実行委員会
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