趣味のハードルは高くなくていい
【趣味】
1.専門としてではなく、楽しみとして愛好する事柄。
2.物事から感じ取られるおもむき。味わい。情趣。物事の味わいを感じ取る能力。それに基づく好み。
「趣味は何ですか?」と聞くと
大抵の人は「趣味ってほどではないですが」という枕詞を添える。
私にはこれがあまり理解できない。
世の中の多くの人にとっては、
「趣味」 = 「人に話せるようなちゃんとしたもの」で、「それ相応に経験も知識もあって、人より語れる事柄」を指すのだろう。
けど、本来趣味は、強制力がない中でも、楽しくてついやってしまうことだと思う。
めちゃくちゃ得意だったり、専門的である必要はないのだ。
私の最近の趣味。
それは、『料理のレシピ検索』だ。
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料理が趣味、となると、どんなに料理が上手いんだろうと思われるのかもしれない。
だが、私の趣味は料理の"レシピ検索"だ。
めちゃくちゃハードルが低い。
さて、それにしてもレシピ検索が趣味とはどういうことか。
今のこの状況、買い物のためとは言え頻繁な外出は避けたくなる。
そうなると、「ハンバーグを作りたいからひき肉を買おう」とか、そんな決め打ちなことばっかりしていられない。
「とりあえずこの野菜と肉と卵を買っといて、、あと豆腐も入れとこう」
そんなノリで買い物をしておく。
当日の夜はいい。
元々これを作ろうと思って作るのだから、はじめからレシピ決め打ちだ。
さて、問題は次の日だ。
元々冷蔵庫に余っていた食材と、昨日買い足した食材がある。
「この食材たちを組み合わせて、何を作ろう?」
余った食材を打ち込み、最後に"レシピ"で締めて、ググる。
これが楽しいのだ!!
レシピ検索のいいところは、自分の頭の中にはない料理が出てくること。
そして、実際に作る前のただの「想像」ということ。
つまり、無料だ。
できあがりを想像するだけでわくわくするから、料理自体への意欲も湧く。
冷蔵庫の中身を思い出して、食材の組み合わせを考えると、どうしても余り物が出てくる時がある。
今度はそれを次の料理でどう使おうか、と検索できるので、わくわくが連鎖する。
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外出自粛の今。
…いや、世間の目もある中、今や理由のない外出は「禁止」レベルの感覚だろう。
自由に外に出られない。
そんな感覚だけでもストレスが溜まると思うが、こんな時こそ自由に「好きなこと」をしよう。
好きなことと言っても、読書だとか、筋トレとか、そんなちゃんとしたことじゃなくていい。
「明日の朝はごはん1膳だけ余ってるし、卵かけご飯でいいかなぁ…あ、水菜も使わなきゃ…」
(ポチポチ)←ググっている
「雑炊!雑炊いいな!豆腐もあるからそれもぶちこむぞー🤤」
そんなことを検索して、明日の朝ごはんを楽しみにしながら眠りに就くのも、
私にとっては好きなことの1つなのだ。
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