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キングオブコント2021-芸人以外にスポットを当ててみる

10月2日。土曜日。キングオブコント2021を当たり前に観ました。
2時ぐらいからアイスとお菓子を買ってスタンバイオーケー。
実家のテレビの独占権を得るために1週間前から家事を頑張りました。

おもしろかった~~~~~。
飽きのない3時間。オープニングと審査員の発表で会場全体の気持ちが昂り、煽られて飛び出してくる芸人たち。芸人の周りを固める番組の構成と終わったあとの反省会やさまざまなところで行われる芸人による感想配信、優勝者や出演者のレギュラー獲得や番組凱旋。
最初から最後まで大満足の大規模エンターテインメントだった。

私はお笑いが大好きであるが、エンターテインメントの形にもとても興味があるので、芸人が輝くために仕上がっていた影で光っていたものに注目してみる。


①審査員の納得感

今年は審査員が一層された。当日発表ということでファイナリストも気が気でなかったと思う。
ただ5人の顔ぶれを見たとき、すべての人が納得したのではないだろうか。
コント師がみんな憧れる5人。お笑いファンが大好きなコントを作る5人。普段お笑いを見る機会が少ない人でも知っている5人。
コントを愛し、ファイナリストをリスペクトしている姿が審査をしている時も垣間見えて、なんか泣きそうでした。


②キングオブコントOPによる高揚

キングオブコントが始まる前、番組構成の中でも重要なオープニングを今泉力哉監督が作成したことを知って、めちゃめちゃ楽しみにまっていたのだが、もう、いうことなし。完璧で最高。いつもえもえも映画のイメージしかなかったのだが、エモいとはつまり人の些細な感情やしぐさを切り取る天才だということがわかった。あんな短いオープニングですべてのファイナリストとリアルな表情と自然体、緊張感が感じられた。

そしてくるりのアナーキーインザームジークが雰囲気を作った。

さらにコーヒー&シガレッツがな~懐かしい。よかった。


③ファイナリストキャッチコピー

そして最後にファイナリストたちを表すキャッチコピーがよかった。お笑いの世界、キャッチコピーがいいんだよな、とても。M-1然り。
コントの特徴を老若男女すべてに一目で理解させる、キャッチコピーとしてあるべき姿が生かされている。私はコントを漠然と見て特徴をつかむの難しいなと感じるので、キャッチコピーを考えた人、本当にすごいと思う。
また、とても良いなと感じるのは先入観を作らないキャッチコピーである、ということだ。少し謎と不思議を残して、コントを見たいと思わせる余白があるのが本当にすごい。矛盾している。


芸人をリスペクトし、すべての人がいいものにしようと思って作られたキングオブコントは本当に最高であり、感動ものであった。


人のエゴや私情、下心など不純なものが混ざっていない
エンターテイメントがこの世にあふれていると思うと希望が見える。芸人に限らずすべての才能が心を躍らせて、多くの人が楽しめるエンターテイメントが増えると良い。


さあM-1だ~~~~(*^-^*)



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