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樋口佳絵展  「ちょっとした流れ星」

見えたのはたくさんの流れ星。
願う前に叶うような、とびきりの出来事を携えて。

樋口佳絵さんの個展、 「ちょっとした流れ星」を観に仙台まで行ってきました。東京で観られる機会(銀座、西荻窪)はもちろん、軽井沢現代美術館での展示も追いかけて、今日はついに仙台のTURNAROUNDで行われている個展まで、足を運びました。

コンダラーを曳いている少女たち。その軌跡が尾を曳く。ボール紙のrollergirlsの曳くローラーの軌跡は、きっと少し浮いている。
きらめくものも、縞模様も、私の心を縦横無尽に塗りつぶそうとする。そして、塗りつぶされたことを、反芻しその軌跡の余韻にこれから浸る。
アナログのUSO、12月にまた会える姉妹。
もう一度観たい、わたしもテンペラの一部に混ざってしまいたい。

銀座の髙島屋で観た、星の糸電話の絵(タイトル失念)にも再会できて嬉しかった。いつか、手元に置きたいと願いつつ、今は、まずは病気をよくして、お迎え出来るような人物になることね、と宥める。

奥の方にある、errorという作品に心を惹かれる。星もカードも少女も。そしてわたしはエラーを繰り返すから、そのたびにわたしが増える。それでわたしたちは終わらないカード遊びに興じるのだ。

そして、とびきりの出来事。

結城先生、福田さんに続いて、またご本人にサインをいただくことができました!
「耳の器」という、著書:渡辺亨さん、樋口佳絵さんの限定部数の書籍。以前に購入していた本を、お会いできたらサインをお願いしようと思って持ってきていたのでした。
何が、とびきりかって、今日の日付が入ったこと。今日は私の誕生日なのです。

個展の訪問は、さっちゃんからの、私への誕生日プレゼントなのでした。作品を観覧するだけでも浮き立つのに、作者ご本人に会えて、サインをいただき、それはそれは舞い上がり緊張し、また頓服薬を飲み、するわけだけれど、本当に嬉しかったのです。(そして、またしてもライカゾフォートのチェキフィルムのお渡しもやった!)
素敵な展覧会です。流れ星の曳かれる様を観に、ぜひ、足をお運びください。
樋口さん、ありがとうございました。

ちょっとした流れ星
樋口佳絵展
◎会期
 2018.4.24火曜-5.6日曜
 4.30月曜休廊
 11:00-19:30、日曜-18:00まで、最終日-16:00まで

◎会場
 Gallery TURNAROUND
 仙台市青葉区大手町6-22久光ビル1階
 地下鉄東西線大町西公園駅より徒歩5分

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