女の子の名前はリベカといいました。
とても素敵な名前です。
リベカの両親は、意味の深い名前から選んで彼女に付けました。そのことについてはまた後ほど、お話しましょう。
これから、女の子主人公リベカがアドベントの季節に体験した、少し不思議で楽しい物語をお届けします。
さあ、真っ赤なコートをはおって、息を弾ませてリベカが駆けてきます。辺りは一面、雪に覆われて真っ白です。
リベカのコートがよく目立っています。
*****
Her name was Rebecca, s
リベカは、昨日の日曜学校の先生の言葉をずっと反すうしていました。
めずらしく、学校の授業中もぼんやりとしていました。
「リベカさん。次のページを音読してください」
慌てたリベカは、彼女がいつも着ているコートのように真っ赤になって立ち尽くしています。隣の席のコウジは、嫌みのように笑いましたが、すぐにここだよ、と教えてくれました。
リベカはその日、一日中ぼんやりとしていました。
*****
Rebecca was reflecting on what her Sund
その日、リベカは一言も口をききませんでした。
とても強情な女の子なんです。
*****
Rebecca didn’t speak a word with Annika that day.
She was a very stubborn girl.
*****
作:石川 葉 絵:石崎 幸恵 訳:Andy Carrico 英訳編集:Rey DeBoer
<<アドベント11日目 | アドベント13日目>>