感じるままに(汚れ晒し)
音、色、風香り
この皮膚を撫ぜる痺れのような波動
ジンジンとマヒしてる暇(いとま)はない、本当に
生を黒に染めゆく打ち際の波
光らぬ白で塗りつぶす毎日
黙っててくれ
頼むから今日だけは
そのチャイム鳴らさずに
地獄に垂れてく琴線で
触れるのは何処?
今すれ違ったあの人もそう
慰めのレパートリーはそれだけ、ネタ切れ
意地を張る、言い訳に、
逃げ、慄き、怯え震える初夏の夜
ただ感じるままに晒しゆく
無加工汚れたニキビ面の心
「早くシャワー浴びてこいよ」
落ちて響く声、蹴り飛ばしていい?
その鼻、目元、毛穴にも
擦り込んでやりたい、塩
今日も濁りきってオワリ
浄洗から逃れ今宵も
BPM:98
(解説)
「ありのままを」「感じるままを」は
思ってる数倍も汚くて泥だらけ。
それを吐きだせなんて
何も受け入れないくせに。
その"血まみれ"を、
その"ニキビ面"を、
ノイズ、薄汚れた茶、悪臭、ゲテモノを、
受け取れるならやってみろ
そうだできない。どうせできない
分かったらせめて邪魔するな。
この自慰を、排泄処理を、な。
お金いらないんで、ハートを押すと1万円もらった時くらいの脳汁が出ます