6秒広告の白昼夢(AI論)


AIの機械学習をYouTubeで勉強してたら広告が流れた、
「〇〇(企業名)はあなたのビジネスパートナーです」。

わざわざ人間のコンサルに高額なフィー払わんでもなぁ、
流行りのGPT-4をいじってたら、そう思う。

時には仕事がバカ早い部下、時には漠然としたイメージに寄り添うコーチ、
”いま”ですらコレだから、5年後とかはどんなもんだろかと思う。

…そのうち人間は「オーガニック野菜」みたいになるんだろうな、と思う。
あるいは、少しの傷でノイズが混じるレコード、バッスンバッスン鳴らす高燃費の旧車のような。

一部の物好き、”人間好き”だけが、わざわざコスパの悪い、人間がやってくれるコンサルやら、サービスやら、音楽やらを、高い金払って求める。
そんでその他大勢は「え、あの人こだわりスゴイなぁ。別にAIのでよくね?」って。

そのうち「人間作」と言いながら売り出す高額コンテンツが、「実はAI作でした」という産地偽装的なこととか、
フィルムカメラ風の写真アプリが流行ったように、人間っぽく、ほくろとかニキビとかを顔に浮かべたAIが流行ったりするんだろうと。

未来の年数を見る感覚はないけど、まあ15年後とかだろか。
6秒の広告の間にそんな景色が頭の中のVRゴーグルに視える。

これは、バカの白昼夢なのか、無意識が統合した演繹か。

袖を捲って、薄く毛が並ぶ腕をさする。

ツルツルのスマホ画面に触れすぎたか、
心なしか、いつもよりもザラザラした感触だ。





(解説)

脳みそプロジェクタの一瞬の語りを、
自然言語に落とし込む趣味はザラザラする

お金いらないんで、ハートを押すと1万円もらった時くらいの脳汁が出ます