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夏休みに稼働が落ちる!

体当たりNPO運営記(16) 2016年7月記
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2016年度に入って、年間100を越すイベントを運営するようになりました。スタッフやリポーター向け、会員限定イベントなど内輪のものから、広く一般に門戸を開いた大規模なものまで、多種多様です。お茶会、料理講座、映画上映会、エコなフリーマーケット、ミシンワークショップや森のリトリートなどなど……。気づけば4-7月は日々のイベントに追われ、それと同時並行で事務、経理、雑務に追い立てられ、「ゆるい職場」と言ってあゆみちゃんを勧誘したのに「全然ゆるくない!!(笑)」とみんなで失笑する始末。
これまですべてのイベントで集客をがんばり走り抜いてきましたが、7月は2つイベントを中止しました。さまざまな事情がありますが、一度立ち止まることも必要だと考えました。
森ノオトは、地域で子育て中のお母さんをメインターゲットに活動をしています。子育て=未来そのものを育てる行為から四六時中逃れられない人たちこそ、未来=環境を考えるキーパーソンになるだろうという仮説をもっています。お母さんたちの余力の時間に「エコ」を切り口にした衣食住のさまざまなコンテンツを提供しています。そんなお母さんたちの余力がまったくなくなる時期が……夏休みなのです!!!

これまでの集客も、決して楽ではありませんでした。スタッフメンバーやリポーターの協力で、地域のたくさんのお店にチラシを配り、直接声をかけ、Facebookで情報を拡散し、一人でも多くの人たちに森ノオトの活動を知ってもらおうと、文字通り人海戦術で集客してきました。
でも、夏休み中は、森ノオトのメンバーも、お客さんとしてきてくださるお母さんも、どうにもこうにも身動きがとれない……。幼稚園児一人ならば誰かに預けることができても、それに小学生のお兄ちゃんお姉ちゃんもいると、はいもうお手上げ。保育園にこどもを通わせているフリーランスしか、時間を取れる人はいないのだ、という現実に愕然。

実は、昨年もそれに気づいていたんです。夏休みは集客難しいね、と。夏は3週間くらい思い切って休んでもいいよね、と。だけど、やはり主催者目線で(会場の確保の都合などもあり)、日程を決めてしまいました。それでは苦戦するのも仕方ない。夏にイベントをやるなら、親子連れで参加できるワークショップしかない! という結論に達しました。そして、上半期に走り抜いた軌跡を整理し、調整し、下半期の地固めをすることに力を入れようと、事務局で話し合いました。

日本って、暦があって、季節行事があって、いいなあ、と思います。週のリズムで休みがとれる、月のリズムで締めることができる、季節の行事で気持ちを区切り、長期休みで心身をリフレッシュして、気持ち新たに歩み出すことができる。小さなサイクル、大きなうねり、どちらも感じながら、1日、1年を大切にしていきたいと思います。

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