見出し画像

支援じゃなくて対等な同志として

8月から神奈川県のボランタリー活動推進基金21の「成長支援事業」がスタートしています。今日もまた、県内の10団体と、県域・横浜市・川崎市・平塚市の中間支援組織の皆さんに来ていただき、活発なワークを行いました。

「パブリックリレーションズ・サポート・プログラム」という、自分でも口が回らない事業名で、口にするたびになんでこんなことに……と思うのですが、従来の「発信力UP講座」では狭義だし、「広報」という言葉自体も見直してしまったので、結局この、呼びにくい、まどろっこしい、「ボランタリー団体がパブリックとリレーションズしていくことをサポートしていくプログラムなんですよ」っていうのが最もしっくりする(今のところ)ので、こうしています。

森ノオトがやる広報講座的なものも、形を変えて8年目。今年度は内容を刷新し、言葉の定義一つひとつを見直していきました。
単に広報を外部に向けての情報発信のタスクにとどめてしまうのは、もったいない。モノやサービスを売るだけではない、その発信によって団体が目指す社会像にどう近づいていくのか、そのための仕掛けと仕組みが発信の一つひとつに組み込んでいけば、広報するたびに団体の内部が強くなっていきます。

私たちはどんな理想の社会を目指しているのか。
そのために私たちが果たすべき使命はなんなのか。
使命を果たすためにおこなう事業は何か。
その事業をおこなった結果社会にどんな影響を与えていったのか。
その結果理想の社会に近づくことができたのか。

©️森ノオト


©️森ノオト

ビジョン-ミッション-プロジェクト-インパクトの循環性を見出し、そのサイクルを回していくことによって、ボランタリー団体が自律的に運営され、理想の社会に近づいていく。
「広報」という仕組みを使って、新しい仲間と「つながる」。団体のメンバーと「より深く理解し合う」。そんなふうに、ボランタリー団体を強くしていくことが、このプログラムの目的です。


©️森ノオト(第2回目レジュメより)

とはいえ、私たちは永遠の素人だと思っています。たくさん失敗して、それでも「どうしたら私たちのメッセージを社会に伝えられるのか?」に向き合い続けることをし続けているだけ。

この5年ほどかけて森ノオト自身に起こっている変化と、仲間への信頼と安心感が、発する言葉に勇気を与えてくれます。
10月から全10団体の個別伴走支援がスタートします。長年ブレずに一緒に事業をつくってきた由佳さん、愛子さんと、講師としても活躍をし始めた智美さんに加え、今年はフレッシュなメンバーと共に神奈川県内のあちこちに出向きます。
10団体の皆さんは、「社会貢献をしていこう」という仲間たちです。仲間だからこそ本音で向き合っていきたいし、忖度なし、対等な関係で一緒にやっていきましょう。
これからよろしくお願いします!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?