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日本から、海外(イギリス)の日系企業に、現地採用で就職した話 〜就労ビザ編〜

この記事では、イギリスの就労ビザ(当時は Tier 2 General Work Visa、今は Skilled Worker Visa に変更された)を取得するまでの流れを見ていきます。

全体のスケジュール

以下、日本での主要なアクションをまとめたものです。

私の場合、ビザ取得のために起こした最初のアクションが IELTS 受験だったので、そこを0日目として、以降の日数をカウントしています。

0日目     IELTS 受験
5日目     IELTS の結果が出る
11日目    オンラインでビザ申請書を提出(企業が実施)
13日目   ビザセンターの予約(企業が実施)
17日目    ビザセンターで手続き
22日目    ビザ取得

今回は企業が、プライオリティ サービス と、郵送サービス を申し込んでくれたので、ビザセンターで手続きしてから5日目に、郵送でビザ(Vignette が貼られたパスポートと書類)を受け取ることができました。

プライオリティ サービスを付けない場合は、ビザ発行までに約3週間かかり、郵送サービスを付けない場合は、ビザセンターまで自分でビザを受け取りに行く必要があるみたいです。


日本での準備

私は企業にビザサポートしてもらったので、自分で準備したものは以下だけです。

パスポート
英語力の証明書
オンライン ビザ申請書の内容

以下、詳細です。

【パスポート】
パスポートの写真ページのスキャン(スマホ写真でも可)を、企業が委託している移民サポート事務所の人に提出し、実物をビザセンターで提出しました

ビザが発行されると、Vignette(ビネット / ビニエット)と呼ばれる一時的な入国許可証 がパスポートに貼られて、手元に戻ってきます。
Vignette には有効期限が記載されていて、これはビザ申請時に入力するイギリス入国予定日に合わせて決まります。


【英語力の証明書】
Common European Framework of Reference for Languages (CEFR)
の基準で B1 レベル以上 の英語力の証明書が必要です。

これを示すには、IELTS のスコア提出が一般的 です。
TOEIC や TOEFL のスコアは使えない ので、注意しましょう。

IELTS でこの条件を満たすには、IELTS for UKVI Academic もしくは IELTS for UKVI General Training を受験し、全セクション(Listening, Reading, Writing, Speaking)で 4.0 以上Overall Band Score 4.0 以上 を取得する必要があります。

この IELTS については、以下の記事で詳しく述べていますので、ご参照ください。

また英語圏の大学の卒業証書を持っている人は、それでも代用できます。
他にも英語力を示す手段があるので、詳しくは以下をご参照ください。


【オンライン ビザ申請書の内容】

私の場合、実際のオンライン申請は企業側がやってくれたので、以下のような情報を、企業が委託している移民サポート事務所の人に共有しただけでした。

基本的な個人情報(氏名、生年月日、パスポート番号、生まれた場所、数年分の住所、両親の情報など)
過去に訪れた国の情報
犯罪歴
  など

参考までに、不明点があった場合は、以下イギリス政府の公式ホームページを参照すると良いと思います。


渡英してから

Vignette に記載されている有効期限内に渡英します

渡英後はまず、Biometric Residence Permit (BRP) と呼ばれる、イギリスの滞在許可証となるカード(氏名、生年月日、移民情報・ビザ申請時の顔写真、両手の指紋情報などが記録されている)を受け取る必要があります。

BRP は、イギリス入国後10日以内、もしくは Vignette の有効期限までの、いずれか遅い方までに Post Office(イギリスの郵便局)で受け取ります。

BRP を受け取る Post Office は決められていて、ビザセンターからのパスポート返却時についてくる、2枚程度のペーパーに記載されています。
このペーパーは Post Office でも見せる可能性があるので、大切に保管します。


次の記事では、英語について書いていこうと思います。


テックウーマン より

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