岩木山周辺はパワースポットの宝庫

津軽半島のシンボル、岩木山。地元の方々の信仰も深く、岩木山神社では、毎年お山参詣が行われています。

岩木山

 弘前駅からバスで40分。岩木山神社へ向かうバスの途中には、「津軽富士」と呼ばれるほど美しい円錐状の形をした山体が眺められます。雪が積もった山体は、まるで富士山。標高は1625mで青森県で最も高い山。8合目までは、津軽岩木山スカイラインという有料道路(普通自動車往復1830円、軽自動車1520円)を使って車で行けます。そこから9合目までリフト(大人往復1000円、中高生700円、小学生600円)を使い、徒歩40分ほどで登頂できます。リフトは土日祝のみ9:00~16:00に運行。津軽岩木山スカイラインは8:00~17:00のみ通行可能。
 岩木山は古代から津軽の象徴と崇められており、お山参詣、岩木山神社の参拝など信仰が深い。
 周辺では嶽温泉、百武温泉など10ヶ所もの源泉が湧きます。硫黄泉、炭酸水素泉、塩化物泉など様々な泉質を楽しめ、効能も期待できます。

岩木山スカイライン
開門時間  8:00~17:00
閉門期間  11月下旬~4月下旬
通行料(往復)  普通自動車1830円、軽自動車1520円、二輪車1080円 

高照神社

 弘前駅から徒歩35分。津軽家4代目信正が神道の奥義を極め、「高照霊社」の神号を授けられたことが、神社の名前の由来になりました。5代藩主信寿が建立した神社。1877年に初代藩主の為信も一緒に祀られました。神道の教えに忠実にした境内のうち、主要な建築物は国の重要文化財に指定されています。神社脇には、高岡の森弘前藩歴史館があり、そこでは、高照神社に収蔵されていた武具、絵馬など、弘前藩津軽氏の資料が展示されており、津軽藩の歴史や文化を学ぶことができます。

高岡の森弘前藩歴史館
開館時間  9:30~16:30
休館日     第3月曜日、年末年始、展示替え期間
入館料     社会人300円、高校・大学生150円、小中学生100円

岩木山神社

 奥津軽の開拓、農海産物の神、祖霊の鎮座する場所として崇められています。780年、岩木山山頂に社殿を創建したのが始まり。その後、時代ごとに整備され、現在の社殿は江戸時代初期に再建され、現在に至ります。現在では、農業、漁業、商工業、医薬、交通関係、特に開運福の神として信仰されています。
 岩木山神社といえば、朱色の楼門。江戸時代に建てられ、内部の彫刻は華麗です。

見学時間 8:00~17:00(夏季)、9:00~16:30(冬季)

お山信仰

 最終日を旧暦7月1日に合わせて3日間かけて御神体である岩木山と一体になり、五穀豊穣、家内安全を祈願する岩木山の山岳信仰。津軽最大の秋祭り。目的は、ご神体である岩木山と一体となり、自己浄化すること。
 初日「向山」岩木山神社で参道を上ってお参りします。
 2日目「宵山」黄金色の御幣や鮮やかなのぼりを掲げ、白装束に身を包んだ参拝者が登山囃子が響く中、「サイギ、サイギ」の掛け声を響かせて岩木山神社を目指します。参道には、数十メートルに及ぶ行列が発生します。これが、岩木山の夏の終わりの風物詩です。
 最終日「朔日山」岩木山山頂を目指し、未明に出発。日が昇る前に登頂し、御来光を拝みます。
 2022年は3年ぶりに8月25日(木)~27日(土)に開催されました。
 お山参詣の安全祈願し、雪の降り積もった元旦の参道を更新。一般参加も可能。

嶽きみ(だけきみ)

 岩木山の麓で昼と夜の大きな寒暖差を活かして栽培されているブランドとうもろこし。寒暖差により、糖度が上がり、甘いとうもろこしができます。8月下旬〜10月上旬が旬。産直でもスーパーマーケットでも購入可能。茹でもろこしでもいいですが、地元では、天麩羅で食べられています。
 茹では、薄皮のプチプチ弾ける食感がわかり、天麩羅にすると、衣のサクサク感と広がる甘さが味わえます。

嶽きみのてんぷら400円(税込) 鮨処あすか新町店


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