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最強の脳内物質「BDNF」体力が知力を決める。 『BRAIN一流の頭脳』

「脳をアップデートする」メカニズムを知ることがこの本の狙い。

これは覚えておきたい。結局「体力が知力を決める。」

とにかく頭が良くなる!!

ランニングで体力がつく、筋トレで筋肉がつく、と同様に脳そのものが 物理的に変えられる。 脳と言う硬い粘度がGABAと言うブレーキ役を運動によって取り除くことができるため柔らかくなる。と捉えると良い。柔らかくなるとストレス反応のブレーキペダルである海馬と前頭葉が強化され、不安の引き金である扁桃体の活動が抑えられる。 ブレーキペダルとは感情の起伏が激しいこと。

集中力、記憶力、クリエイティビティー、学力、 コルチゾールの血中濃度を低くする、脳の変化力を高める、短期記憶が長期記憶に変わる仕組みを高める。 性格も変わるらしいぞ。

直後の集中力!

「ドーパミン」は、カフェで他の人の声が雑音が聞こえなくなるやつ、集中そのもの。運動した直後はドーパミンの分泌量が増える。数分後から数時間はその状態が続く。 習慣化すれば分泌される量も徐々に増えていく、いずれ丸一日続くようになる。

「コルチゾール」を手なづける

脳に与える影響において、ストレスと運動は正反対の関係にある。

まず、緊張していると感じるときは「コルチゾールが出ている」と自覚すべき。ストレスは神経を研ぎ澄まして集中力を高める役割がある。 運動=ストレスのため、運動が終わればコルチゾールの分泌量が減る、 そして習慣になると走っているときのコルチゾール分泌量は次第に増えにくくなるかつ走り終えたときに下がる量は逆に増えていく、と言うメカニズム。 つまり、ストレスに対して過剰に反応しないように体を変化させるイメージ。

今回の主役・最強の脳内物質「BDNF」

脳由来神経栄養因子の略。 脳細胞が他の物質によって傷ついたり死んだりしないように保護している。細胞の生存や成長を促す。脳の細胞間のつながりを強化し、学習や記憶力を高める。 新しい細胞を生み出す。

「脳の萎縮」を食い止めろ!

脳の大きさは25歳ごろがピーク。海馬と言う記憶中枢は親指位の大きさが脳の両側に2つある。1年で約1%ずつ小さくなっている。すなわち、 記憶力が加齢によって衰えるのは、2つの海馬がゆっくりと着実に縮んでいるから。 1年間、週2で30分歩くだけで、逆に海馬が2%成長、 すなわち2歳若返る。 何故かと言うと、 脳の肥料とも言われるBDNF が海馬の成長を促したから。


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